4月の読書メーター
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ブルー・ヘヴン (ハヤカワ・ミステリ文庫 ホ 12-1)ブルー・ヘヴン (ハヤカワ・ミステリ文庫 ホ 12-1)感想
ボックス作品でこれ程夢中になって一気読みしたのは初めて! 主人公の家庭のゴタゴタと悩みの記述が少ないのと、都会の話が出てくるからだろう。女性の立場から見た身勝手な男に対する苛立ちと怒りの描写が見事。何より子ども達の感情の動きが生き生きしてるのがとてもいい。登場人物達の描き分けが上手く、それぞれが抱える事情も納得のいくもので、それが物語をリアルにしている。彼らが抱える怒りは実は共通していて、自分の多大な努力に対してその報い(報酬)が不当に低いというもの。その解決策をどう選ぶかでその後の生き方が決まるのだ。
読了日:04月21日 著者:C.J.ボックス

 

 

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