HBO Maxで配信予定の英ジョージ王子を主役にした新作アニメ『ザ・プリンス』が、エリザベス女王の夫であるフィリップ殿下が先月9日に99歳で崩御されたことを受けて延期となった。
ウィリアム王子とキャサリン妃の長男ジョージ王子を中心に描いた風刺コメディ。過激なアニメ『ファミリー・ガイ』の脚本家でコメディ『ふたりは友達? ウィル&グレイス』のエグゼクティブ・プロデューサーも務めたゲイリー・ジャネッティがショーランナーを担い、先月に「HBO Maxで『ザ・プリンス』、まもなく」とツイッター投稿をしていた。
同社代表は、フィリップ殿下への敬意を表して同番組の放送日変更を発表。ハリウッド・リポーター誌に「私たちはフィリップ殿下の悲報に悲しんでおり、シリーズ・デビューの計画を調整するつもりです」「後日、新たな放送予定日を発表いたします」と説明した。 同アニメ番組では、フィリップ殿下は歯がなく灰色がかった弱々しい老人として描かれている。
フィリップ殿下の声優には『ダウントン・アビー』のダン・スティーヴンス、ウィリアム王子をイワン・レオン、キャサリン妃をルーシー・パンチ、ジョージ王子を作家兼プロデューサーのゲイリー、シャーロット王女をソフィー・ターナー、ヘンリー王子をオーランド・ブルーム、メーガン妃をコンドーラ・ラシャドが務める豪華なキャストを迎えている。
オーランドは以前、本作の出演について最初は不安があったものの、イギリス人ということを誇りに思っており、同作の描写が王室をバカにするようなものではなく、「とても親しみを持ったウィットに富んだかたちで」あることから出演を決めたと説明していた。 (BANG Media International/よろず~ニュース)