ケイティ・ペリーとオーランド・ブルーム、手料理デリバリー事業に投資 コロナ禍に影響を受けたホームシェフを支援
ケイティ・ペリーとオーランド・ブルームが投資したのは「Shef」というプラットフォーム。これはオバマ政権でテクノロジーアドバイザーを務めていたアルヴィン・サレーヒーらが立ち上げた会社で、登録した料理人たちが自宅で作った料理を周辺のコミュニティに住む人にデリバリーするというもの。レストランを持てない料理人やシェフとして働く機会はないけれど料理が得意な人たち、その中でも特にマイノリティのホームシェフたちにビジネスチャンスを与えることを目的としている。「Shef」によると提供している料理の85%が有色人種の料理人が作ったエスニックフードだという。もちろん安全な料理を提供できるよう、登録しているすべてのシェフがトレーニングを受けている。
ケイティとオーリーはこのプラットフォームに2,000万ドル(約2,100万円)を投資。ちなみにインド出身の元モデルで今は料理研究家のパドマ・ラクシュミや女優のティファニー・ハディッシュらも投資している。
コロナ禍の影響でアメリカでも外食産業が打撃を受けている。全米レストラン協会の調査によるとリストラや一時解雇されている飲食店従業員は800万人以上いるという。そのためこのプラットフォームを利用して料理の腕を活かしたいと考える人も増えている。
パンデミックで影響を受けた人たちに寄付をするセレブは多い。でもこういったビジネスへの投資は打撃を受けた人たちが生活基盤を築き直す後押しになり、長引くコロナ禍では単発の寄付以上に大きな意味を持つと評価されている。ホームシェフたちのデリバリーがブームになるのか注目したい。