7月の読書メーター
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ナイス数:24
妖精の輪の中で―見えないものを信じながら (ちくまプリマーブックス)の感想
著者の思い出語りではあるが、日本の歴史を幼い女の子の視点から成長に伴いつつ振り返り見るのが実は面白い。英国の妖精譚に触れるというのはかつて教養がなければできないことだったが、それのできる環境がどういうものだったか伝わってくるのだ。石岡瑛子展を見に行った時にも感じたし、映画で見たオノ・ヨーコや草間 彌生等、過去の日本で自己主張を貫いた女性の芸術家は大体生家が裕福で立派な教育を受けている。恵まれた環境があってこそ才能が開花、いや、周囲から認めて貰えるのだろう。生まれによってそれが決まるのは、実は今も同じだが。
読了日:07月17日 著者:井村 君江
読書メーター
本の読めない日がず~っと続いている。
毎日政府に生殺しにされているような状況下で集中力が保てないのだと思う。
フィクションよりも今怒っている出来事の方が想像の上をいくし、不条理きわまりないときては興味も失うか……。