クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus
NHKで集中再放送していた『サバヨミ大作戦』、たまたま目に入った4話が面白くて録画したのをイッキミした。コメディとしてはよくあるパターンで、主人公が抱えている「秘密」がバレないようにと周囲を巻き込んでドタバタするのだが、舞台がNY… https://t.co/Km0DiJXk1D
2021年08月10日 15:55
舞台がNYだけあって様々な問題提起もあり、なかなか刺激的だった 。
見出したら止まらなくなって、撮りためた分がぐんぐん減っていく。女性キャラ達がとにかく魅力的で、仕事ができる彼女達の私生活の危うさが気になり、残り時間でこのゴタゴタを一体どうやって全部決着つけるつもりかと息をのみつつ最終話まで爆走したら、最後の最後でシーズン２に続きやがった。
2021年08月10日 15:55
それで一気に気分が下がってしまった。情報が何もないまま、ふとした出会いで見始めたドラマだったから今回放送される分で完結するものと勝手に思い込んでいたのだ。NHKも心得たもので「シーズン１」とはつけてなかったし（続きを買ってないだけかも）。続き物だと知ってたら、見てなかったかも。
2021年08月10日 15:55
だって謎が謎を生んで盛り上げるだけ盛り上げておいて、さあこれからってところで話がぶちきられて「続きはシーズン２で！」にされるの、もういやなんだもん。若い頃と違ってそのワクワクした気持ちを何ヶ月も持ち越せない。そもそも昨日見たドラマの内容も忘れるのに半年後まで覚えてられるかい！
2021年08月10日 15:55
そしてそれは脚本の質の低下に直結する。面白さじゃなくて物語りの一貫性という意味で。人気が出たからって途中で話数が増やされたりシーズン２が決まったドラマは、最初に決まっていた美しい結末を放棄する事になるのだ。それは物語としての緩慢な死だと思う。ひきのばされた物語は形骸でしかない
2021年08月10日 15:55
「サバヨミ大作戦」はヒロイン達の職場が出版社でメインの登場人物は本が大好きで育ち、紙の本や本屋の行く末を案じるエピソードもあった。人気作家が「これは完結した物語だから続編は書かない」と言い切るシーンもあった。そういう内容に共感を覚えたからこそ見ていたのに、裏切られた気さえする
2021年08月10日 15:55
結局、アメリカ製のドラマを見なくなってきたのはこういう所に原因がある。物語の出来よりも視聴率が大事、作品の良さより金儲けが一番だというのが分かるからだ。物語に命を吹き込んだクリエイター達の努力はかっさらわれ、そこにのっかった金儲けの上手い連中が甘い汁を吸い上げ続ける。
2021年08月10日 15:55
どこぞのオリンピックと同じ事だ。中抜きじゃなくて上前をはねてるという若干の違いはあるが、搾取なのである。ハリウッドならば大金が動くから、搾取されてもなお充分な金額がクリエイターに支払われるのかもしれないが。アイディアだけ盗まれてお払い箱という話も、エピソードとしてよくあるよね
2021年08月10日 15:55
最近私が韓ドラにばかりのめりこんでいる理由もたぶんそこにある。韓ドラは、完結する。途中で話数が増える場合もあるそうだが、それでも最初に定めた結末に見事に着地してくれる。ここに来るためにあの伏線があったのかと感動し、慌てて最初からドラマを見直したくなる程美しく、時には完璧に。
2021年08月10日 15:55
別にハリウッドのドラマを否定するわけではない。好きな俳優が出ていれば、或いは吹替の声優のファンだったりしたら、余程の事がない限り応援しながら見続ける。毎回毎回は面白いし、クリフハンガーにだってもう慣れた。でも、物語としての面白さはもう求めなくなったかもしれない。
2021年08月10日 15:55
残っているのは、ここまでしっちゃかめっちゃかにしたストーリーに一体どうやって決着をつけるつもりなのかという興味なんだろう。『ブラインドスポット タトゥーの女』なんかホントそんな感じだった。二通りにとれるラストを見て「あんたたちゃ一体何がしたかったんだい？」と真剣に思ったもの。
2021年08月10日 15:55
私は古い本を読んで育ったので、物語は起承転結があって完結するものが好きなのだ。とはいえその形式が「正しい」わけではないことも知っている。かつては週刊で読み飛ばされ、その時限りで消費されるものだったから（残ってるのはポーぐらい？）、歴史が繰り返されているだけなのかもしれない。
2021年08月10日 15:55
