クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus#パワー・オブ・ザ・ドッグ 名優達による「気まずさ」や「いたたまれなさ」「その場から逃げ出したい思い」の表現の見本市みたいな作品。いつまで待っても何も起こらないので、観客の方がその場から逃げ出したくなるかも……。 https://t.co/rv0ORYcfvH
2021年12月08日 15:55
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus何かが起こりそうな気配に満ちているので初めの内はハラハラしながら見守っているのだけど、高まりそうで高まりきらない緊張感に次第に疲れてくるのです。各キャラそれぞれの「いたたまれなさ」への対処法もパターン化されていまして、逃げるばかりで真剣に向き合おうとはあまりしないんですね。
2021年12月08日 15:55
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusそんな中で抜群の行動力を示すのが連れ子のジョージ。演じるコディ・スミット=マクフィー、久々に見たら背ばかりヒョロヒョロと伸びていて、丁度「タイタンの戦い」でのニコラス・ホルトみたいな感じでした。きっとこれからどんどん頭角を現していくのでしょう。その前にもうちょっと筋肉……。
2021年12月08日 15:55
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus話の内容についてはすでに何か書くとネタバレになる段階にきているのでこれ以上触れませんが、実は本作、面白いのは映像でね、物語は進まなくてもスクリーン見てる限り退屈はしないのですよ。舞台は1920年代のモンタナ州。つまりもう第一次大戦… https://t.co/6IjSpw0HVK
2021年12月08日 15:55
第一次大戦が終わってパリやニューヨークではアールデコ華やかな頃ですよ。
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus映画でいったら『彼なるギャツビー』の時代。それなのにモンタナの牧場では西部劇で見るのとほとんど変わらない生活が送られてるの。50年前と同じように馬に乗って牛を追い、犬を連れ銃を持って狩りに行くような。都会と距離が開くと時間の進み方が違うのかと思っちゃう。どこが1920年代なのと。
2021年12月08日 15:55
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusそこで荒くれ男達を率いているのがベネディクト・カンバーバッチで、『モーリタニアン』の時とはまた違う米語で喋ってます。口の開き方が重い感じはジョン・ウェインを参考にしてるのか。彼が演じる牧場主には男として生きる上での理想の人物が居て、今は亡きその男の武勇伝を語るのが十八番です
2021年12月08日 15:55
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusそんな19世紀後半スタイルの牧場に一人だけ「現代」を持ち込むのが弟のジェシー・プレモンス。T型フォード(たぶん)と流行のスーツがお気に入り。半世紀も離れた文化生活を送る兄弟に心が通うわけもなく、弟が連れてきた結婚相手の未亡人もその連れ子も兄には厄介者としか映らない。
2021年12月08日 15:55
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus未亡人の方は牛追い相手のレストラン経営に嫌気がさしてた所に弟から求愛されて結婚したんだけど、お洒落で現代的な文化生活ができるのかと思ってたら嫁ぎ先が19世紀でウツ状態に。そんな生活様式なのに夫は美人妻に続いて文化の香りを持ち込もうと、グランドピアノを買ったり客を呼んだり好き勝手
2021年12月08日 15:55
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusこのね、文化のギャップが如実に分かるのが面白いんです。ほぼ背景のカウボーイ達の服装とか仕事ぶりとか、普段のくつろいでる様子なんかも頑張って自然に見せてるな~って。実際の撮影地はニュージーランドだそうですが、荒涼としつつも雄大な風景もなかなか良いです。
2021年12月08日 15:55
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusとはいうものの、私には何故この作品が評論家からの絶賛を受けているのか分かりませんでした。秘密も謎も展開もありふれてるんだもん。ベネ様の演技は演技として、役は彼に似合ってないし。それこそニコラス・ケイジに怪演してもらいたかったわ、あの鬱屈した雰囲気。
2021年12月08日 15:55