クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus
#チックチックブーン! 信頼できる映画友達がツイートでアンドリュー・ガーフィールドを激賞してたので予告も見ないまま観賞に。 友の言葉に間違いはない！ アンドリュー、歌も上手いって……何でもできる人なのね！ 見てよかった♪ https://t.co/wbev6UYu2g
2021年12月15日 15:53
一応公式サイトをチェックしてリン＝マニュエル・ミランダの初監督作で『レント』の原作者の話だと知り、まあ大丈夫だろうと。いや、実は同じミュージカル作品でも『ディア・エヴァン・ハンセン』はどれだけ予告で見ても「見たい」とも「見よう」とも思わなかったので。何か虫が好かなくてさ。
2021年12月15日 15:53
少なくともミランダ作品のミュージカルを映画化した『イン・ザ・ハイツ』は「見るか」ぐらいに思いましたからね。自分が無知なせいか映画の世界には深く張り込めませんでしたが。『レント』は昔映画で見て結構感動したのを覚えてたし。内容の詳細は覚えてないけど見てる間はひき込まれたのよね。
2021年12月15日 15:53
「張り込め」じゃなくて「入り込み」ませんでしたが。
映画を張り込んでどーすんじゃい。
『tick, tick... BOOM! : チック、チック…ブーン!』を見ながら、これは確かに『レント』の原作者だわと思いましたねえ。歌詞が詩じゃないんだよね。思いついたことをそのまま、多少の韻だけ踏んで曲にのせちゃう感じ。ラッ… https://t.co/sHNCUNYuoE
2021年12月15日 15:53
何かを見て感じたことをそのまま早口で喋って、それをミュージカルに仕立て上げたのがアンドリュー演じるジョナサン・ラーソンなんでしょうね。この方はストーリーの構成は苦手だったとみた。自分の周囲に起きた事をそのまま歌にすることは得意でもね。で、最終的にそれをそのまま切り取って見せた
2021年12月15日 15:53
そうやってできあがったのがこの『チック、チック…ブーン!』というミュージカルです、という話でしたね。面白いんだけど、次第に主人公の自己中心ぶりが鼻についてイヤになりましたわ。そこを美化せずに描いているのはエライと思うんですが、でも最終的にそれは芸術家だからと肯定されるんだよね
2021年12月15日 15:53
ミュージカルなのであまり深くつっこんでは描いてなくて、成功を手に入れるためには手放さなければならないものもある程度の悲哀です。ただこの作品が独特なのは90年代が背景なのでゲイの友達がエイズでバタバタ倒れていく点。『レント』にもあった描写だけど、これは本当にこの時代の恐怖だった。
2021年12月15日 15:53
クイーンのフレディーが亡くなったのも91年で、他に何人もの有名な芸術家が映ずで命を失っている。その後90年代の後半にはカクテル療法が登場して、HIVに感染しても発症さえさせなければ命を永らえることができるようになったので、「エイズ… https://t.co/KPM20h9r9v
2021年12月15日 15:53
「エイズによる頻繁な死」というのはこの時代だけの現象になった。
このエイズによる死の方が悲劇性の半分以上を占めているのが『チック、チック…ブーン!』や『レント』が独特な理由なのではないかと……。あと数年したらコロナ禍の悲劇が主人公個人の感情より大きく取り上げられるミュージカルができるかもしれませんね。そういう意味では時代に即してるのかな。
2021年12月15日 15:53
さて、歌唱についてはアンドリューはユアン・マクレガー的な太くて良い喉を持っているのだろうと思いました。持って生まれたものの違いは大きいです。そして彼よりもさらに上手い女性歌手がいたのですが、誰かと思ってたらヴァネッサ・ハジェンズでした！ 本領を発揮した彼女は素晴らしい！
2021年12月15日 15:53
これはまあ事実なのでネタバレには当たらないと思うので書きますが、（ちょっと下げる） ラーソンは自分の作品が大成功を収めるのを見る事なく亡くなったそうで、ブルース・リーみたいだなと思ってしまいました。作品中やたらと30才になるのを気にしていたのはそれもあるからなのかな。
2021年12月15日 15:53
