クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus『ドライブ・マイ・カー』のオスカーノミネートはテーマがアカデミー会員好みだったからではないかと。だって『***************』と共通した部分が多いもの。心が死んでしまっても尚人生は続くという非情を描いてるからね。 https://t.co/X3KppR0GBb
2022年02月10日 01:59
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusちなみに心が死んでる人は台詞が棒読みです。台詞に込めるべき「心」がないんだから仕方ない。これがね、劇中劇で舞台上で「演技」をしている時だけ打って変わって「生き生きと」しているの。西島さんの演技の素晴らしさが分かる瞬間がここにあるんだよね。主演男優賞ノミネートがなくて残念!
2022年02月10日 03:33
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusこの映画の面白い部分って主人公達の棒読みではなく劇中で芝居を作り上げていく過程にあるんだけど、そこで取り上げられているのがチェーホフの『ワーニャ伯父さん』なのね。これを俳優達がそれぞれの母語(手話も含む)で演じるという趣向で、言葉は通じなくても感情は通じると証明したいらしい
2022年02月10日 03:33
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus同じ手法で映画の最初では『ゴドーを待ちながら』を上演してるんだけど、ラストの台詞を幾つか交わすだけなのに互いの言語は違っても盛り上がる感情は共通しているのでちゃんと見ていられるんですよ。そういう芝居をどうやって作り上げていくのかを順を追って見ていくのが本当に面白かった。
2022年02月10日 03:33
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus脚色賞ノミネートってのはこの辺に理由があるのでは。様々な言語の中に手話を交えてるってのもポイント高そう。『コーダ』もノミネートされてるし。手話って話者の表情も重要で「心」がそのまま出るよね。心が死んでる人達見てると索漠としてくるから、手話話者の存在がほんとにありがたかったわ。
2022年02月10日 03:33
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusさて、さっきから「心が死んだ」と言ってますが映画はフィクションなので、本作では各キャラそれぞれの主体となる「自我が豊かな情動を失った」ぐらいにお考え下さい。要は「自分の人生に生きる意味や価値を見いだせなくなった」わけです。だから夫は演技で「他人の人生」なら生きられるのですね。
2022年02月10日 03:33
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusでは妻はどうかというと、「物語を紡いでいる時だけ」新たな人生を歩んでいるのです。それでも表面は仲良く礼儀正しく夫婦としての体裁保って何事もなかったように日々を過ごしているわけですよ。この点が先にタイトルを挙げた映画とは全く違ってる。破滅的な出来事の後でも何もなかった顔をする
2022年02月10日 03:33
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusこれってものすご~く「日本人的」なんじゃないでしょーか? 現代の日本の男の不思議さ、不可解さをすごくよく描写したとか監督思われてるんじゃ? さらに男女の心のすれ違いも見事に描かれてて、そこは感心しましたね。一人自由闊達に喋っていた岡田将生の演技の上手さが光った箇所です。
2022年02月10日 03:33
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusまあ私は村上春樹はまるっきり読んだ事がないのでどこからどこまでが原作なのかは分からないのですが。本作、私はキャラクターに魅力を感じなかったのです。特に女性に生活感がなくてリアリティーが感じられず全く共感できなかったのがイタイ。終始作り物っぽさが残る作品でした。
2022年02月10日 03:33
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusちなみに私、昨日は『ザ・ビートルズ GET BACK ルーフトップ・コンサート』で『ドライブ・マイ・カー』聴いてきましたよ~ん♪ こっちは最高! https://t.co/oXfhB0HKuE
2022年02月10日 03:37