クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus二人の旅路の途中で遭遇するのがリチャード獅子心王。その王様から始まるのが #ロビン・フッド これもディレクターズカットで見ないとダメなやつ。もうこの辺になるとスコット監督、劇場版は完全にダイジェストでいいと思って作ってる。でも分か… https://t.co/zdm5Q3ITon
2022年04月12日 14:41
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus#ロビン・フッド ではケイト・ブランシェット演じるマリアンが第二の主役。ヒロインにケイトを得て、彼女をどう見せるか脚本を考える最中でスコット監督、改めて自分が歴史作品で描いてきた女性像を見直し、考えを深めたのかもしれません。マリアンからパトリツィアとマルグリートに発展した感じ
2022年04月12日 14:41
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusこの映画でのマリアンは没落貴族の娘とかで自分が受け継ぐものは何もなかったんですが運良く領主のロクスリー家に嫁ぎます。しかしその後すぐに夫は十字軍に参加。どうやら遠征で家を空けてる間に盲目の父を親身に世話する者が欲しくて焦って結婚したようです。跡目を継ぐ者も必要だし、と計算ずく
2022年04月12日 15:57
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusしかし結婚したことで曲がりなりにも領主の妻となったマリアン、領地の維持に頑張ります。ロクスリー家、土地はあっても金はない。小作は居ても収穫が少ない。僅かな蓄えも教会と代官が税金で全部もってっちゃうという悲惨な状況ですが、彼女は領主として堂々と振る舞い、家と領民を守るのです。
2022年04月12日 15:57
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus結婚によって夫の財産を共有できるという点でマリアンと『ハウス・オブ・グッチ』のパトリツィアは同じ立場になります。まあマリアンが手にしたのは苦労ばっかりですけど。残念ながら夫との間には子にも恵まれなかった。跡継ぎがいないと夫の死によりマリアンは領主家から追い出されるのが法らしい
2022年04月12日 15:57
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus折角手にした財産で、しかも自分の努力で維持してきたものを不平等な法のせいで失う可能性に直面するというのは『最後の決闘裁判』のマルグリートと共通してると思います。マルグリートは元々実家の財産だっただけにさらに不遇ですが、これも婚姻なしには維持できなかったんじゃなかったっけか。
2022年04月12日 15:57
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusマリアンは最終的には『キングダム~』同様、持たざる者の幸福を選びます。といっても豊かなシャーウッドの森と頼もしい夫という基盤がしっかりしてるんだけどさ、それも自ら勝ち取ったものだからね。スコット作品においては戦うヒロインは正義! マルグリートも裁判で戦ったから立派なその一人!
2022年04月12日 15:57
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusマルグリートは自分の財産と幸福とを両方維持できた希有な例のようです。それに引き替えパトリツィアは他人頼みでしたからねえ。いや、グッチの御曹司を手に入れるためには身体張ってましたけど。この二人は史実以外に結末はないのでしょうが、パトリツィアに息子が生まれてればまた違ったのかな。
2022年04月12日 15:57
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusそうなると、結局女にとっては息子を産むか産まないかが運命の分かれ目という話にもなる。『ハウス・オブ・グッチ』なんてほんの30年ぐらいの昔でしかない。そんな世の中を生きてきて、どうしてスコット監督は強い女性ばかり(話題の『GIジェーン』とか)を描き続けてきたのか、ちょっと不思議。
2022年04月12日 15:57