4月の読書メーター
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嫁へ行くつもりじゃなかった嫁へ行くつもりじゃなかった感想
最初は面白いと思っていた刺激的な文章も延々続くと飽きてくる。著者の結婚にまつわる内容については「そうですか」としか言えないが、話題として取り上げてるのは今の日本社会のいびつな部分なのだと思う。2014年に書かれたものなのでその夏の東京都議会ヤジ問題(「早く結婚しろ」「自分が産んでから」)や、遡って2007年に阿呆がほざいた「産む機会」発言についても書かれていたが、その章のラストにある”どうかこれ以上、「しない」権利が脅かされませんように”という願いはかなわないまま現在に至っているのが悲しい。
読了日:04月13日 著者:岡田育

 


貴様いつまで女子でいるつもりだ問題 (幻冬舎文庫)貴様いつまで女子でいるつもりだ問題 (幻冬舎文庫)感想
内容は概ね同タイトルの第一章に集約されている。本書は直前に読んだ、奇しくも同年に出版の「嫁に行くつもりじゃなかった」著者が言及していたので読んだのだが、働く女性にとって男主導社会がどれだけ居心地が悪く不都合・不自然なものであるかをつぶさに語っていて面白く、共感した。が、最終的に鼻についたのは私が20代で結婚した、いわば彼女達の「仮想敵」であったからだろう。その手の女を彼女達はあまりにも「別世界の住人」と規定して、少なくとも著書の中では同じ人間として扱っていない気がするのだ。同性同士でもこんな所で分断がある
読了日:04月14日 著者:ジェーン・スー

 

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