5月の読書メーター
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総特集 水野英子 ー自作を語るーの感想
萩尾も竹宮も著書で尊敬の念を露わにしている水野英子。彼女達が台頭した頃はすでに大御所で、「幻魔大戦」等と共にコミックスも出ていた。少年マンガの巻末にポツンとそこだけ少女マンガが紹介されているのが不思議だったが、本書を読んで当時それだけの実力、実績がすでにあったという事を知る。現在に至る少女マンガの礎を築いたのがまさに水野だったのだ。本人にそんな自覚がなかった事とその画力・画風がきちんと評価される時代でもなかったため、トキワ荘の紅一点以外あまり語られて来なかったのが惜しまれる。マンガ史にその名を深く刻むべき
読了日:05月07日 著者:水野英子