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クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus#FLEE 冒頭、凧があがってるシーンを見て、映画『君のためなら千回でも』を思い出した。そうしたら、同じカブールの空だった。かつてアフガニスタンの子ども達にとってごく普通の遊びだったのだろうか。彼らが安心して遊べる日々はいつか戻… https://t.co/ofqHtQPHbj
2022年06月13日 21:57
いつか戻るのだろうか。
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus淡々としたアニメーションで描かれるが、これは一人の男性が「語る」事によって心の重荷をひとつずつおろしていく過程の話である。だから本来とてもパーソナルな物語なのだ。例えば精神分析医の元でカウチに寝ながら過去の秘密を打ち明けるような。それを映画にするにはとても勇気が要ったろう。
2022年06月13日 21:57
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusその秘密は現代の、例えばアメリカならば「秘密」にしておく必要がないものかもしれない。でも国と宗教が違えば現在でもバレれば死に値する。自分だけでなく家族も巻き込まれる、それ程暗くて重い「秘密」だ。それは忘れてはいけない。ほんの数十年前まではどこの国でも大体そうだったのだから。
2022年06月13日 21:57
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusもう一つの重要な秘密は、今の日本のようにとりあえず平和な国に暮らしているとちょっとピンと来ないと思う。あまりにもピンと来ないもので、そこがこの映画の一番大事な所だというのをスルーしそうになる。でもその「重要な秘密」を守る事で主人公は今まで命をつないで来ることができたのだ。
2022年06月13日 21:57
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus今はまだいいが、あと数年したら自分だって主人公と同じ境遇になるかもしれない。そうなった時に待ち受けている危険をこの映画は教えてくれる。身も蓋もないが、安い業者の話に乗ってはいけないとしみじみ分かる。無論この映画が伝えたいのはそういう事ではないが、記憶に残るのはそれだったりして
2022年06月13日 21:57
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus「安い業者の話に乗ってはいけない」って、実は自分の命を守るためには重要なのだ。以前に見た映画ではナチ政権下のユダヤ人が亡命するために金品をわたした挙げ句、騙されて皆殺しにされて手持ちの現金や装飾品まで奪われるという話があった。うまい話だからと飛びついてもいけないのだ。
2022年06月13日 21:57
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusくどいようだが『FLEE』のテーマはそれではない。しかし自分と家族の命を守るためにはどんな事でもしなければいけなくなった時、何ができる? 国家が自分達を追い詰めるようになったらどうすればいい? 難民? 亡命? どれも簡単にはできないし、実現できたとしても楽な生活なんかじゃない。
2022年06月13日 21:57
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus繰り返し身も蓋もないが、最後に物を言うのは金で、さらにはそれを無償で用立ててくれる家族の存在だ。何故そこまでするかというと、家族の存在こそが生きていく上での心の支えだからだ。おのれの生存に不可欠なものとしての家族。かつて日本にもそういう「戦後」という時代があった事を思い出した
2022年06月13日 21:57