6月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:1999
ナイス数:32
殺人犯はそこにいる―隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件―(新潮文庫)の感想
面白かった。幼女5人の殺人が一人による犯行であるとするためには、その内の一件で有罪が宣告された人物の冤罪を証明しなければならない。推理小説も驚く設定だ。何が恐ろしいって警察と司法が自分達の不手際を隠蔽するためにやってるのが殺人者の事後従犯である事だ。犯罪者を益してどうする?日本の犯罪検挙率が高いのはテキトーに犯人でっちあげてるからって気がするわ。さて本書が上梓されてから10年近くたったが、世の中はどう変わったか。より悪くなった。為政者がマスコミに自分達に都合のいいことだけを報道させるようになった。先行不安
読了日:06月12日 著者:清水 潔