クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus#マーベラス Lジャクの説教が聞きたい人にはもってこいの一本。実際それが映画の肝だし、真実ではあるし。ただその「真実」が、今や秘密でも何でもなく誰もが薄々気づいている事になってしまっているのがまずいんだと思う、映画的に。だってそれじゃ「最後に明かされる驚愕の真実」にならないもん
2022年07月15日 01:17
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus映像は美しいし小道具も最先端だしストーリーも面白いんだけど、どこか古臭く感じるのはそのせいなんだと思う。もう、一人の極悪人を殺したり一つの悪の組織を壊滅させたりしても世の中さして変わらないという諦念が蔓延しているのだろう。その上でなお、正したいものというキャラでもなかったし。
2022年07月15日 01:17
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusマーティン・キャンベル監督の前作『ザ・フォーリナー/復讐者』はジャッキー・チェンをそういうキャラに据えて最高の作品に仕上げていたのだが、残念ながら今回はそうはいかなかったようだ。前作には政治的要素が色濃く絡んでいてそれがまたよかったのだが。今回は娯楽作にしようとして失敗した感じ
2022年07月15日 01:17
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusといって別に悪くはないんですよ。手堅く仕上げてきた作品なんです。でもなんかちょっと古い。そして微妙にやっつけ仕事。一つ一つの「絵」は相変わらず最高に美しいのですが、全体として散漫。誰をメインにして何を撮りたかったのかわからないという感じ。キャストに統一感がないのよね。
2022年07月15日 01:17
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusLジャクもマギー・Qもマイケル・キートンも、全員自分が主役のつもりで演じているみたいなんですが、そのくせ共演場面ではお互い譲り合ってる感じなんですよ。協調性はあるのかもしれないけれど、観客はどこが主眼なのか分からなくなる。Lジャクとマギー、二人の過去の描写が多分全然足りてない。
2022年07月15日 01:17
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusいや、現在の関係から彼らの過去がどんなだったかはうかがえるのよ。分かるんだけど、でも映像できちんと見たい部分もあるじゃん。それを全部省略されてしまうと観客の心情的なフォローが追いつかないのよ。それはマギーとマイケルの関係も同様で、この二人の心の内はどうだったの? で終わっちゃう
2022年07月15日 01:17
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusマイケルとマギーの心の内がピンと来なければ、ラストもピンと来ないまま終わってしまうのが本作最大の難だったんじゃないでしょうか。私もあの二人の間にどんな感情があったのか分からなかった。マイケルの一方的な恋慕? それは、今までの男女のキャラ設定を単純に交換したからそうなっただけ?
2022年07月15日 01:17
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusいや、キャンベル監督って『007』や『ゾロ』のシリーズ撮ってる方なんで、こちらもいろいろ考えちゃうわけですよ。パターン化された男性ヒーローの映画ばかり撮ってた監督と思われたくなくて、女性の活躍するかっこいい映画とりたくて本作作ったのかなって。いろいろ頑張ったのかもしれないな、と。
2022年07月15日 01:17
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusその上であんまり成功してなかった感じなのでね、難しいんだろうなと思ったわけです。でも努力は認めてあげなくちゃ、みたいな。う~ん。だって監督、御年78才ですから。それで、これだけの作品を作れるのは凄い。自分が今まで築いてきた男性優位の映画をさ、自分で覆そうとしたんだからね。
2022年07月15日 01:17
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus本来はマイケルとマギーの役、逆だったんじゃないかねー? マイケルがLジャクの弟子で息子代わり。マギーが彼を誘惑する敵方の女スパイ。そっちの方がずっとしっくりくる。たぶん、もっと前の時代ならマイケルの父代わりがパトリック・スチュワートとか白人だったと思うけど。マギーの役も白人でね
2022年07月15日 01:17
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus恐らくそっちの方がスパッと分かりやすい構図にはなったはず。10年前ならまだそれで作れたかもしれないけど、今はもう無理だったという事なのかも。まあ憶測ですけどね。それでも頑張って映画を撮ってる78才の監督、偉いわ。幾つになっても順応しようと努力することはできるのよ。そういう映画です
2022年07月15日 01:17