クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus
#プアン友達と呼ばせて 今年見た映画の中で一番心に響いたかな？ 友情を確かめるロードムービーだったはずがガラリと様相を変える、その瞬間が素晴らしい。去来する様々な感情は言葉ではなく、俳優達の表現を丸ごとのみ込む事で伝わる。 https://t.co/4pqCIIVH4O
2022年08月11日 12:09
というわけで、この映画を言葉で説明するのは野暮の極みなので是非御自分の目で確かめて欲しい……といっても公開されない地方もあるでしょうから何とかその良さだけでも知って頂きたく……強いて言えばウォン・カーウァイ+キャメロン・クロウですかねえ。これも知らない人には何のことやらか……。
2022年08月11日 12:09
ロード・ムービーとしての部分はクロウ監督の『エリザベス・タウン』（オーランド・ブルーム主演だよ！）をかなり参考にしてる感じがしましたね。リリカルで可愛いくて楽しいけれど、その先には免れ得ない「死」が待っているのが前提なのね。だからこそ映像の明るさ、美しさが切なく哀しいのよ。
2022年08月11日 12:09
カーウァイ監督の影響は、まとめて取り上げると複雑に見える感情のもつれを、その糸一本一本が生じた所にまで遡って解きほぐしてくれる繊細さにあるかな。それを言葉のみに頼らず俳優達の身体表現全体として観客の前にポンと出してくる。声の高低差、視線のさまよい加減、笑顔の形。それらが糸口
2022年08月11日 12:09
そういった影響を自分なりにまとめて融合させ、一つの連続した映像として淀みなく見せてくれたのがバズ・プーンピリヤ監督の才能なんだと思う。これ前半と後半で雰囲気がまるで違うからさ、それを一本の映画として無理なく見せるのって離れ業だよ？ 前半の謎を謎と感じさせない部分とか、凄いよ？
2022年08月11日 12:09
こう、漠然と感じてはいるわけですよ、何故なのかなって。彼らの背景が語られないまま前半どんどん話が進んでいくから、どうしてそこまでするのかな、って。でも二人は「親友」だったわけだし、展開がコミカルだからま、気にしなくてもいいかな、って。それが実は仕掛けの一部だと気づかずに。
2022年08月11日 12:09
その、気にならなかった疑問が実は重要であることが後半解き明かされていくんですね。これは、やられた！ と思いました。面白いけどよくある話だなー、と思っていたのが急転直下、人というものは表面だけでは分からない、とその人生の深さや暗さをつぶさに見せてくれる映画になるのです。見事よ
2022年08月11日 12:09
。 あ、あと、『50/50 フィフティ・フィフティ』からとったとおぼしき台詞もありました！ 『ワイ・スピ』気取ったシーンもあるし、いろいろ参考にしてるなと思いました。
