11月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:1216
ナイス数:62

暗殺者の回想 上 (ハヤカワ文庫NV)暗殺者の回想 上 (ハヤカワ文庫NV)感想
回想とタイトルにあるが、現在と12年前の時代を隔てた二つのストーリーが交互に展開していくスタイル。引退したシックスが回想録を書いてるわけではない。原題はそのものずばり『シエラ シックス』なので、『グレイマン』を見て彼に興味を持った人は最初に本書を読むのが意外といいかもしれない。シリーズをここまで読み進めてきた読者にはザックが活躍するというご褒美(?)が待っている。ちなみにハンリーもがんばってます♪
読了日:11月03日 著者:マーク・グリーニー


暗殺者の回想 下 (ハヤカワ文庫NV)暗殺者の回想 下 (ハヤカワ文庫NV)感想
このシリーズを読むたびいかに世界情勢に自分が疎いかを痛感して恥じ入ってしまう。それにしてもマーク・グリーニーは気が強くて戦闘意欲満々の女性キャラを出してくるのが上手いと思う。本作ではシックスの性格特性が描かれていたが、人間らしい側面も描写されていて大変よかった。
読了日:11月04日 著者:マーク・グリーニー


図書館の日本文化史 (ちくま新書 1682)図書館の日本文化史 (ちくま新書 1682)感想
できの悪い教科書みたいな本。覚えるべき所に下線を引く事はできるが、まとまりが悪い。現代日本の図書館の抱える問題点は分かったが、法改正して根本的にやり直さない限りはどうしようもなさそうだ。日本では図書館が社会教育を担わず無料の貸本屋と化してしまい、司書は貸出業務をやるばかり。また本来司書は高い学歴と能力が必要な職業なのに日本では相応の給与が支払われないため低くみられているそうだ。最近重要な裁判記録が保存期間が過ぎたと簡単に捨てられてた事が何件もあったが、図書=情報は社会の財産という概念が養われてないせいかも
読了日:11月28日 著者:高山 正也

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