ダーク・アワーズ(上) (講談社文庫)の感想
コロナ禍のLAPD。BLMの影響で警察組織から職業意欲が失せている描写に驚いたが、読み進める内に納得。何かして問題にされるよりも何もせずにやり過ごす方がいいという気持ちは理解できる。警官も人間だし、しかも高給なわけでもない。仕事に命をかける必要なんかない。そんな中ではさすがのバラードもモチベーションを保つのは難しいだろう。それを変節と呼ぶか前進と受け止めるか、或いは単なる方向転換なのか。でも事件が起これば結局バラードは突き進むのだ。今回も常に頼もしいボッシュが相棒になってくれる。なんだかんだでいいコンビだ
読了日:01月07日 著者:マイクル・コナリー
ダーク・アワーズ(下) (講談社文庫)の感想
コナリーの扱うテーマは常に最新。今回の話は映画やドラマのよう。あまりにも急いでページをめくりすぎ……読み終わって虚脱状態。面白すぎて言葉がない。次回作は本作の直接の続編になるそうなので、今から楽しみ(でもボッシュが心配~)
読了日:01月07日 著者:マイクル・コナリー