クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus『マハーバーラタ』でビーマセーナはパーンダヴァ五兄弟の二番目でアルジュナの兄。アルジュナはシヴァ神の、ビーマはハヌマーンのイニシエーションを受ける。ちなみにアルジュナは森を炎上させている。『ラーマーヤナ』ではラーマとハヌマーンがコ… https://t.co/dWqeQ07bmc
2023年03月20日 12:48
ラーマとハヌマーンがコンビ。『RRR』のビームはハヌマーンなのかな?
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus『マハーバーラタ入門―インド神話の世界』|感想・レビュー https://t.co/FL8c90I0XU #bookmeter @bookmeterより
2023年03月17日 21:13
> エピソードによっては同著者の『インド神話』の方が詳しい場合もあるが、入門であっても「マハーバーラタ」の全体像を知るには『[ヴィジュアル版]インド神話物語百科』よりもよっぽど分かりやすかった。映画『バーフバリ』も様々なエピソードが反映されている。また5月に公開される映画『ブラフマーストラ』は「ブラフマ・アストラ(ブラフマー神の武器)」としてアルジュナ(パーンダヴァ5王子の三男)やドローナ(英雄達の武術の師)が使った一種の最終兵器らしい。彼らの戦争が増えすぎた人口を減らすために神々が企てたというのが興味深い
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus本書は分かりやすく整理するため「主筋」と「挿話」に分け、各項において関連する内容のコラムが付されているのだが、おかげでこの長大な「マハーバーラタ」がどうやって成立したのかがな~んとなく見えたような気がする。まず、かつて実際に血で血を洗う親戚同士の戦争が実際にあったのだろう。
2023年03月17日 22:13
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusその結果人口が激減した。戦える年代のほとんどの男子が死んだのだろう。残された女達の悲しみははかり知れない。何故尊い命が無駄に失われたのか……。 だからそれが無駄ではなかった、世界のために必要な犠牲だったとした。増えすぎた命によって苦しみを受ける大地の女神を救うために必要だったと
2023年03月17日 22:13
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus大地の浄化という崇高な目的のために多くの命が失われた。世界はそれで新たな誕生を迎える準備ができて救われたかも知れないが、しかし夫や息子を失った個々の女の悲しみや苦しみが癒えるわけではない。 そこで個々の英雄を讃え、その生涯を意味あるものにすべく虚実取り混ぜた物語が作られた。
2023年03月17日 22:13
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus日本でいったら『平家物語』みたいな感じですかね。 元は戦記に近いものだったのでしょう。 この地でこういう戦いがあって、AとBがそれぞれの得物で競い合って……。あ、ところでAの出自はこうで、Bの出身はあそこ。それぞれの祖先にはまた因縁があって……と、どんどん膨らんでいく。
2023年03月17日 22:13
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus関係者にはハクをつけようと実は王の血筋だったと無理くり話をでっちあげたものもいただろう。或いは実際に落としだねだった子もここぞとばかりに家系図にねじこんだりして。 というわけで登場人物全員に素晴らしい過去ができあがり、武勇と共に語られるようになった。
2023年03月17日 22:13
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus時がたち、各地でその物語が語られ書き継がれていく内にファンが生まれる。中には「自分の推し、エピソードが薄い!」と思って書き足す者も生まれたかも……。そう二次創作の誕生である。中には推しの生涯を遡って自分が満足できるように全部創作して付け足した剛の者もいたかもしれない。
2023年03月17日 22:13
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus人気キャラなら「実はこんな事が」「さらにこんな事も」とエピソードが上書きされたり積み重なったりしていったのではないか。それで特に優れた書き手が著したのが『バガヴァット・ギーター』だったりしたのかも。 で、二次あんまり増えて、個々で読めば面白いものの全体では意味が通らなくなった
2023年03月17日 22:13
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusそしてある時「よっしゃ、もうこれ、よくできたエピソード(完全なる創作も含む)だけ残して年代順にしたる」という傑物が現れた。でもその「年代順」が神々の誕生にまで遡るからわけわかんなくなるのよね。きっと『ナルニア』シリーズを年代順で読むとあまり面白くないのと同じ理由だと思う。
2023年03月17日 22:13
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusまあ一読後そんなことを思ってしまいました。 『マハーバーラタ』で一貫して語られてるのは「信義」です。戦争においても「卑怯なことはしない」という思想の元に厳密なルールが定められ、違反したものは神でも王でもその報いを受ける。人の言葉には重みがあり、誓いならば守られねばならない。
2023年03月17日 22:13
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusそれらは皆、今の日本に欠けているもの。 『バーフバリ』を見た者が「我らの王」の民になりたいと願い、『RRR』を見た者が「大地女神の子」のまっすぐな心情に惚れ込むのも、そこに人の心の「美」を見出すから。もはや今の日本の為政者には見当たらなくなってしまった「美」をね。
2023年03月17日 22:13