主役のビリー(緒方恵美)→シャザム(宮野真守)。声、変わってると全然思わなかったぐらい違和感なかった。ビリーも17才という設定なので変声期は過ぎてるのに緒方さんが低い声で色っぽく……。シャザムになった時の方がふざけててガキっぽい声出したりするのね。多彩な使い分けが見事でした。
今回一番聞きたかったのはヘレン・ミレン演じるヘスペラの声をあてた戸田恵子さん。いや、声の中に若さと威厳があって素晴らしかったです。戸田さんがヘレンって今までアテたことなかったと思うのですが、「アトラスの娘」という神の眷属でありながら最後は親しみも感じられるお声でピッタリでした
カリプソ、朴路美、ルーシー・リュー。次女に生まれたばかりに長女に従わなきゃいけないイライラを溜め込んで6000年、一気に解放させてからが真骨頂でしたね。さすが制御が外れた役をやったら右に出る者はいない朴路美さん。楽しそうに天翔る様子はハンジさんを彷彿とさせます。声音は違うけど。
しかし今回一番の拾いモノは魔術師役の杉田智和。前回に引き続いてですがジャイモン・フンスーに彼の声アテるって思いついた人、天才だわ。特に本作では彼があの(銀魂の)声で喋るたびに笑えたわ。杉田さんのお声って本来物凄く響くのをワリと抑え気味にしてる事多いんだけど、この映画では全開
それを聞いてて思い出したのが今は亡き内海賢二さんのお声ですよ。声そのものは違うんだけどピーンとハリのある響きがよく似てるのです。 さて、この映画ポストクレジットが三つもありまして、最後の最後にとっておきの方が出て参ります。これまた爆笑なのでお見逃しなく!