#AIRエア ナイキがエアジョーダンを世に出すまでの話。劇中、社長が「大体なんでジョギングなんかするんだ?」と問われて返す言葉が『RRR』で牢獄にいるラーマがスコット達に言い放ったのとほぼ同じでした。 「責務とは行為であり結果ではない。私は結果は求めない」という名句。
#AIRエア では何の目的もないのにただ走ってどうする、みたいな事をマット・デイモン演ずる主人公に言われたベン・アフレックの社長が言い返すんですよ。 「走ることそのものが目的なんだ。結果は問題じゃないんだ」的な事(台詞の詳細は忘れました。ゴメン) この社長、仏教徒なんだそうです。
でも社長室のインテリアを見ると仏教というよりインド思想かぶれと言った方が近そう。「責務は~」のくだりは『バガヴァット・ギーター』由来だそうですが、これヒンドゥー教で仏教ではないので。 ともあれ社長のその「(苦しくとも行う)行為そのものが貴い」という思想はインド的なものなんです 。
誰かと競うわけでもなくただ黙々と走るのがジョギング。理由がなければ走れないアメリカンにシューズを売り込むために「走ることそのものが目的」という異国のエキゾチックな思想を導入する必要があったのかもしれません。その後は健康ブームにのっかって急激に流行が広がり会社も大きくなった。
ジョギングブームは会社にとっての命綱。だから社長は走ってるのにそれをバカにするような事を言える社員って、相当ですよ? 実力があるか、或いは社長とドスティか。 そう、実は #AIRエア はドスティな話。マット・デイモンが演じるソニーが社長や同僚とのドスティで成功をなし遂げていくのです