前回からの続き
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusこの手法は #RRR にも使われてます。なにしろ一番のスペクタクル、予告で見た人は誰しもあれがクライマックスと確信したあのシーン、あれ「掴み」でしたからね。え? 瀕死の戦闘はどうしたって? いたじゃん、死に瀕した少年が(←ちょっと意味が違う)。戦闘の代わりにドスティがあったし。
2023年05月18日 07:24
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus実際に満身創痍での死闘の場所はヤムナー川。担当はラーマ。彼の背中を深々と刺したのは木の折れた枝。事故の勢いで激しく転がったため全身打撲もあったかもしれない。でも顔には特に傷はなかった。枝から身体を引き抜いて走り出してすぐ彼が血を吐いたのは、だから肺が傷ついていたという事。
2023年05月18日 07:24
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusそのため全力を出し切れないラーマは他の力を借りる事にした。アマレンドラと違うのは、ラーマが利用したのは人ではなく物理という点。斜面を滑り落ちる事による位置エネルギーとスピードを使った一撃必殺のキック。たぶんそこにはブーツの重さも加わっていたに違いない。
2023年05月18日 07:24
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusちなみに私、このシーンでラーマがキックを多用するのは赤い上着がきつくて腕があげられないせいだと思った事もありました。カーキと違って特別捜査官の制服、生地は分厚そうだし二の腕部分はパンパンに張り詰めてるし、胸のボタンはかろうじて耐えてるし、あれじゃまともに戦えないだろうって。
2023年05月18日 07:24
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusしかし肩胛骨の下辺りに穴があいてれば、腕なんて動かしたくても痛くて上がらないはず。というわけで攻撃が足に特化した理由は怪我のためと結論づけました。キックの方が殺傷力は高いですしね。演出的には、ラーマが得意なボクシングは、そのアクションを前半でやりきっちゃったせいかもしれません
2023年05月18日 07:25
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus積もった枯れ葉の上を滑り落ちては繰り出すラーマの華麗な足技は見る者の目を奪います。衣装が西洋式のズボンとブーツいうのもキックが出しやすいんでしょう。あれはドウティではできない気がする…。ここでラーマが必死に英兵を斃し続けるのは追っ手の数を減らすため。自分ではなくビームのために
2023年05月18日 07:57
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus絞首台の側でビームに殴られた後でさえ、ラーマは追っ手を阻止しようと立ちはだかる。殴られても倒れる勢いを借りて周囲の英兵を巻き込んで地に伏させる。立ち上がる力がなくなっても両腕両脚をからめて自分の重さで英兵の動きを止める。ビームを追う者がいなくなるまで。
2023年05月18日 07:57
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus四肢にはまだ力を込め、英兵達を下に敷いたままラーマが見ていたのは遠のいていくビームの姿。マッリを抱え上げたまま地平線を目指し、振り向くことなく駆けてゆく。ラーマの意識が薄れ、瞼が落ちるその瞬間まで、ただの一度も。だからビームはラーマの今の惨状を知らない。
2023年05月18日 08:28