クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus#生きるLIVING 正直、不朽の名画とはいっても1952年の作品を今リメイクしたところでどうなの? と思っていたんですよ。すみません、私が浅はかでした。「不朽」の意味を分かってなかったです。時代も舞台も違っても、名作は名作なのです。https://t.co/OXME95l9rI
2023年06月08日 12:00
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusちなみに時代はほぼ同じ第二次大戦後の復興の頃ですね。日本は戦敗国だけど朝鮮特需のあった頃。リメイク版はイギリスが舞台ですが、お役所仕事の煩雑さとたらい回しは……本当かどうかは知りませんが……陳情者のやる気を挫くためにあるようなもので訴えはいつも宙ぶらりん、という設定。
2023年06月08日 12:00
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusその「宙ぶらりん」の責任者が主人公なわけです。上へもっていくこともなければ、問題の解決方法を下へ伝えるわけでもなく、ただお役所仕事の中間点に一時的にとどめおくという決定をその場しのぎにくだすだけの。うん、全然過去の話じゃなかったわ。現代にも完全に通じるわ。戦後も何も関係ないわ
2023年06月08日 12:01
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusリメイク版での主人公はビル・ナイ。美しいおじ(い)様で、御本人は軽妙洒脱なんですが、映画では謹厳実直すぎて妻に先立たれた後は話し相手もいないという役です。演技の上手さには定評がありましたが、意外とこういう役は珍しかったのでは? でもちゃんと四角四面のタイプに見えるんですよね~
2023年06月08日 12:01
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusオスカーノミネートは功労賞的な意味もあったのかもしれませんが、彼の淡々とした熱演がなければこの映画はそもそも成立しなかったと思うので納得です。受賞できてればもっとよかった。まあ『ホエール』のブレンダンに比べるとインパクトが少ないってのは否めませんが。
2023年06月08日 12:01
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibusこの映画では帽子が実は重要な役割を果たしてまして、お堅い公務員の象徴みたいな山高帽を主人公がある事件で中折れ帽に変えるというのが彼の心情の変化を如実に表現しているんですよね。ナイ様はどっちも似合うので、見てる方は「どっちもステキ」としか思わないというのが問題点ですが。
2023年06月08日 12:01
クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus原作である黒沢明の『生きる』、実はテレビで断片的にしか見た事がなかったのですが、きちんと見たいと今更思うようになりました。いや、実は志村喬って『ゴジラ』の人だからさ、特撮ファンとしてはイメージ壊したくなかったんだけど、やっぱり彼の畢生の名演はちゃんと見ておかないとね!
2023年06月08日 12:01