『Ｘ エックス』一番の恐怖は人間っていうけどさ、そういう意味じゃないと思うんだ…

クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus 

#Xエックス 『ブラック・フォン』に続けて見たら1979年の設定で丸々同じ時代だった。コカインの吸い方まで同じで笑ってしまう。牛乳パックにはミッシングチルドレンの写真が付いていて、そういう時代だったのだな、と。映画の撮影隊を見れば… https://t.co/yfkRqCgQv4

2022年07月15日 18:59

映画の撮影隊を見れば『悪魔のいけにえ』を重ねてしまうのもしようがないよね 

クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus 

https://t.co/h8X8NdukDs まあ、期待を裏切らないスラッシャームービーでしたね。この辺で絶対○○出るぞと思ったら次の瞬間出ましたしね。戦争の話も出て「オマハビーチの生き残り」と言ってたからノルマンディー上陸作戦… https://t.co/Y3biO6XEXl

2022年07月15日 18:59

のを生き延びたってことね。しかし第一次大戦にも従軍してたって……じーちゃん、トシ、幾つよ？！

クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus 

この映画、ひどいんですよ。身の毛のよだつ程恐ろしいのは老いさらばえた身体であると、残酷な事実をつきつけてきますから。長生きしたら誰でもそうなるのに、あんまりじゃない？　それにしてもあんなに骨と皮ばかりに痩せこけてるのに、ばーちゃんどこにそんなチカラ残ってるの？　筋肉どこ？

2022年07月15日 18:59

クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus 

見終わってから思ったんですけど、これ『ミッドサマー』作った会社の作品じゃないですか。だからあの時ビヨルン・アンドレセンの年老いた姿を見て（それでもハンサムだったけどさ）、この映画を思いついたんじゃないかな、って。老いる以上に残酷な恐怖はこの世にないって。やっぱヒドイ映画だわ。

2022年07月15日 18:59

『ブラック・フォン』テレビゲームで育った世代の映画

Universal Pictures Japan

クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus 

#ブラック・フォン 原作がスティーヴン・キングの息子なのだが、始まりからして『It』っぽいのについニヤリ。登場人物の服装が70年代っぽいなと思ったら78か9年と出た。野球の試合があって、主人公が ”チャーリー・ブラウン的負け犬”で… https://t.co/XrldEb6x2t

2022年07月15日 16:27

主人公が ”チャーリー・ブラウン的負け犬”である事が分かる。彼が悪ガキ共の標的にされるのはそのせいだ

クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus 

この映画、言葉による説明がとても少ない。主人公のフィニーと妹のグウェンは父親を怒らせないようびくびくしながら暮らしているが、その理由は語られないのだ。大きな音にひどく反応する事から父親はシェル・ショックなのだと思われる。という事は一家は彼の軍人恩給で生活しているのだろう。

2022年07月15日 16:27

クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus 

当時（70年代末）は軍人の年金が高額だったらしい事は父親が読んでいる新聞から分かる。父親の年齢だと従軍したのは朝鮮戦争だろうか？　ベトナム戦争の影響で退役軍人にも風当たりの強い時代だっただろうから、父親が常に不機嫌なのも無理はないのかもしれない。でもそんな説明は一切ないのだ。

2022年07月15日 16:27

クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus 

まあ、映画の展開に必要ないっちゃ必要ない情報ではある。そういう周辺事情を知りたがるのは私が本を読む人間だからだろう。この映画、原作は小説なのに作り方がゲームっぽい。原作者もゲーム世代だからだろうか。雰囲気は『It』で時代は70年末なのに古臭く感じられないのはそのせいかもしれない

2022年07月15日 16:27

クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus 

私自身はテレビゲームをしないのに何をもって「ゲームっぽい」と感じたかというと、この「説明の無さ」にある。物語はとてもよくできていて自然に展開するが、構成を見ると１ステージで１アイテムずつゲットしていって、最終的にそれらを上手く使う事で光明を見出すのだ。ゲームをクリアするように

2022年07月15日 16:27

クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus 

アイテムが当たり前のように的確に使われているのもゲームっぽいと思った。これが本だったら主人公はもう少し悩み、考えるだろう。そして「そうだ、あれがあった！」と閃いたり「これは利用できるぞ」と思いついたり、いろいろ試行錯誤したりする。本の読者ならばそこにわくわくするものだ。

2022年07月15日 16:27

クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus 

しかしこの映画では違う。アイテムは予め決まっていたかのように配置され、観客は「そうきたか！」と膝を打つ。それはそれで楽しいが、私が今まで経験してきたのとは異質のものだった。新鮮ではあるが、何かが違う。この説明の省略の仕方は、ひょっとしてそれがゲームのお約束だからなのでは？

2022年07月15日 16:27

クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus 

そう思うとフィニーがブラック・フォンから受け取る情報は攻略本的要素なのかもしれない。誰かの試行錯誤の結果を受け取って自分のゲームに反映させてるわけだから。まあその受け取り方がホラーなんだけど。うん、よくできた作品だわ。

2022年07月15日 16:27

観賞後はとってもさわやか『ブラック・フォン』

クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus 

改めて書きますが、 #ブラック・フォン はすぐれた作品であります。70年代末のコロラドはデンヴァーの雰囲気が大変よく描かれてる……ような気がします（自分がその時代にそこにいたわけじゃないからね）。まあやっぱり少年少女の心情描いてる… https://t.co/RI80NQp2Mi

2022年07月15日 18:19

上手いんだよね。孤独も、友情も、ほのかな恋心も♪ 

クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus 

この時代、最新の『ミニオン』と大体同じはずです。何故かというとミニオン達が着てる黄色いトラックスーツをブルース・リーが着用していた『死亡遊戯』が公開されたのが1978年、アメリカでは79年だったから。リーのスチールは出回ってたけど… https://t.co/LQuL8QR01C

2022年07月15日 18:19

あの黄色いツナギが流行したのは映画の公開後だからね 

＞（友人からの情報）

ワタシは今日ミニオン達に癒されに行ったので、ここは自信を持って言えますが、ミニオンズフィーバーの舞台は1975年です。なぜかというと、とある作品が劇中で上映されているから。リバイバルってことも無さそうな状況でした。黄色いトラックスーツとの整合性は…えと…ミニオンと言えば黄色だから！

クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus 

『ブラック・フォン』の中でもブルース・リーの映画が話題に出てきます。フィニーは父親が映画に連れてってくれないみたいなんだけど、友達が熱く語るらしくって憧れてるのね。その友達がまた『悪魔のいけにえ』が最高だぜ、なんて言い出すのでニヤニヤ。スプラッタ映画が徐々に人気になった頃ね

2022年07月15日 18:19

クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus 

その友達とフィニーは一見全く違うタイプなんだけど、こういうお喋りを頻繁にしていた事が伝わってきます。彼が差別せず、誰とでも対等に友達付き合いしようとしてた事も。短いシーンに重要な情報が詰め込まれています。セリフの一つ一つが全部大事といっても過言ではない。よく練られた脚本です。

2022年07月15日 18:19

クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus 

そう、主役はあくまでフィニー。じゃあイーサン・ホークは何してるのかっていうと、居るだけで存在感示してます。ほんと、顔さえほとんど出ないんですよ。でも声だけで何通りも使い分けてる。何人もいるんじゃないかと誤解する程。ちなみに彼に対する説明も無いも同然です。何やってる人だっけ？

2022年07月15日 18:19

クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus 

さて、この映画には殺人鬼が出てくるわけですが、バレずにいるというのが一応は納得できる設定でした（まだ『死刑にいたる病』への不満をひきずっている）。人口密度が低そうなので……。それでも子どもがいなくなると捜索隊を出すし、刑事は延々調べ回ってるわけですよ。子どもにまで聞きに来る

2022年07月15日 18:19

クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus 

ここで捜査の対象とされたのがフィニーの妹、グウェン。警察、相当切羽詰まってますな。この妹ちゃんが健気でまた可愛いんですよ。途中、お願いを聞いてくれなかったからと神様に毒づくシーンもあったりして、勝ち気。兄妹愛の強さもいいんですよね、この映画♪押しつけがましくないのにぐっと来る

2022年07月15日 18:19

クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus 

話は殺人鬼に戻りますが、何故そーゆーことをするのかという理由も語られません。それが好きだからやってるんでしょう。警察の調べる動機にまだそーゆーことが含まれる以前なんですよ、この時代。科学捜査もプロファイルもなくてＰＣさえも普及してない。だからこそ犯罪を重ねられるという設定。

2022年07月15日 18:19

クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus 

この殺人鬼は少年相手に一方的にゲームを仕掛け、相手の行動を「ルールを破った」とすることで痛めつけるのを正当化しております。最初にルールの説明もしないで何勝手な事言っとんじゃいという話ですが、殺人鬼的には自分で決めたルールに従ってるつもりなんですよ。その間は少年に手出ししないと

2022年07月15日 18:19

クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus 

でも所詮自分勝手なアホですからね、次第に焦れてくる。少年にルールを破るよう仕向け、それでもダメなら最後は自分の決めたルールなんだから守らなくてもいいと言い出したりする。こういう人、実はよくいますよね。この映画は、そういうヤツのルールには従わなくていいんだと教えてくれます。

2022年07月15日 18:19

クリス・スネイク・プリスケン@paxomnibus 

実の所兄妹の父親もいじめっ子達も、勝手なルールを振り回すという点で殺人鬼と大差ない。要するに理不尽なんです。理不尽な要求には応じる事はない、屈するな、できる事なら立ち向かえと #ブラック・フォン は訴えてるんですね。だから後味が清々しい。ちゃんと少年の成長物語になってるし。見てね

2022年07月15日 18:19