春 さくら並木だった いつもの散歩道が
秋色のだいだいや黄色に なって かさこそ音をたてている
あたらしくできた家の まがりかどで ラブちゃんに会った
ひさしぶりに会った ラブちゃん おとなしかった
毛はつやつやで 目もやさしくて かわりないのに
びょうきのせいか すこし やせて 小さく見えた
ラブちゃんの オカサン ボクをなでなでしてくれた
すごくうれしくなった ボクは おもいっきり はしゃいだ
「その元気 ちょっと わけてほしいな」と
ラブちゃんの オカサンが にっこりしながら いった
うちに 帰るとちゅうの 信号まちのとき
「ラブちゃんのオカサン わらっていたけど・・・」
と ボクのママは ぼそぼそ ひとりごとのような
ボクに 話しかけているような みじかいコトバをいった
そして うちに帰ってきてから ママはずっと
テーブルのうえを かたづけたり
せんたくものを たたんだり
ポストを見に いったり
やすまずに 手や足や目を うごかしている
** このお話は7月14日 「夏の空、となりのラブ」 の続きです **
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