胸の中が からん からんと
乾いた 音を たてたなら
リュックに いろんなもの つめこんで
ボクのうちに あそびに おいで
世界中で ひとりぼっちな きぶんとか
野心がなくて たよりない ジブンとか
何色でもない かなしみとか
リュックに ぜんぶ つめこんで
ボクのうちまで あそびに おいで
なにかを うしなうことが こわいのは
うしなうものを もっているからだってこと
なにも もってないボクをみていたら
きみは はっとして 気づくと おもうんだ
それでも やっぱり
ぐちゃぐちゃな おもいは かんたんには 消えてくれないよね
やわらかい目をした小鳥の さえずりを ききながら
よく太った 甘いイチゴや さくらんぼを たくさん たべて
それから ちょっと おひるねしよう
目がさめたら
きみが わらっていると いいな
きみから ぽろぽろ ほろほろ
こぼれおちていった 元気が
きみの乾いた胸に すこしでも もどっているといいな
きみの胸の中が
すこやかな空気で みたされるように
ボクは
やさしい神様にも きびしい神様にも
ちょっと とぼけた神様にも
ちゃんと しんけんに お願いするよ
だって きみは ボクの大切なともだちだから
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