やっと 会えたね


  ボクは きみが大好き


  

  きみが すぐに 消えてしまわないように


  ボクは ゆきまみれになって



  ひんやり つめたい手に きみをつつんで


  はなしかけてみた



  

  初もうでのとき 人間のオトコのコに まちがわれたんだ


  さむいからって 着せられた 洋服のせいだとおもうけどね


  とか


  ピンポ~ンって 音がしたから


  おっ りんごでも とどいたのかなって 玄関にとつげきしたら


  テレビの音だよーって おもいっきり 笑われちゃったんだ


  とか



  きのきいたこと はなしたい ときに


  どうして こうも きのきいたはなし は しらんぷりなんだろ


  ふにゃふにゃで どうでもいいような ことばっかり うかんできちゃう


  どうかんがえても きみは たいくつ してるよね



  ボクの住んでいるまちで


  きみに 会えるのは 1年に 1回くらい


  冬の七夕 みたいなものだね



  ボクが はなしている あいだじゅう


  にっこり わらいながら つきあってくれる きみは


  白くて ふわふわしてて しずかで  


  たんぽぽの わた毛みたいに どこまでも やさしい


  

  このつぎ きみに 会えるときまでに


  ボクは もうすこし ぱっとしたボクになっていようって


  つよく つよく しんそこ おもったんだ



  

   

   

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