https://ameblo.jp/juhei79/entry-12398003294.html
⇧前回のつづきです
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2.棒・積み木(ブロックを含む)・レゴから見たこども理解
こどもたちはなぜ棒や積み木やレゴが好きなのであろうか。
それらを見つけたときにこどもの脳の中ではどのような反応が起こるのであろうか。
棒そのものが好きなのではない。その棒から生まれる物語を作り出すことが好きなのである。
棒はたちまち剣と命名されて、『活躍する剣』が必要となる物語が次々とこどもの脳の中に浮かんでくる。
相手が選ばれ戦いが始まる。テレビで見た格好良いと思っていた戦いのシーンが思い出され、イメージが広がりワクワクしながら演じられていく、テレビの役者の所作とは似ても似つかないものであるが、そんなことはおかまいなしである。自分自身がテレビの俳優の所作と同じであるとイメージしていればよいのである。
一人称人格で繰り広げられている行為であるから上手下手はない。本人は満足なのである。
自己満足を見守っていくことがこども理解の上で大切なことである。積み木やレゴそのものが好きなのではない。
積み木やレゴで作り出される物語をこども自身の空想で作り出すことが楽しいのである。
お城が出来上がって王子様にもお姫様にもなれる。大好きなディズニーランドを作り上げてミッキーにもミニーちゃんにもなって遊びは続く。高速列車の線路が引かれて新幹線を運転して夢のままに走り抜けるのである。
ロケットがつくられ宇宙への旅立ちが始まる。
大人たちにはそのように見えないが本人はブツブツとつぶやきながらイメージを膨らませてうっとりと夢の中に入り込んでいる。
こどもの個性や能力を育てるためにこどもの自由が大切であることは言うまでもないが、このような自由な精神世界の中でこそ創造的な能力は育てられるのである。
見守ることがこども理解の上でいかに大切であるかということを学ぶべきである。
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塩川 寿平(1938年生まれ)
大地教育研究所所長
大中里こども園名誉園長
元静岡県立大学教授
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活動:こども環境学会アドバイザー
愛育心理研究所インストラクター
著書:「名のない遊び」「コーナーのないコーナーの保育」
「どろんこ保育」「大地保育環境論」等
(出版社 フレーベル館=電子書籍化も有ります)
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ジュッペちゃんの保育のこころ
子どもを大切にするということは人としてであって、
私たちの"大地保育"は大人も童心人となって、
子どもと共に独立国(子どもの園)を創造するということ
ではないかと思います。
いつでも・どこでも・いつまでも子ども心を忘れずに
『名のない遊び』等を大切にしたいと思います。
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勤務先:大中里こども園
静岡県富士宮市大中里837
※姉妹園野中こども園(旧野中保育園 創立1953年)
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社会福祉法人柿ノ木会「大中里保育園」は、
平成30年度から
幼保連携型認定こども園に移行し、
施設名称を「大中里こども園」と改めました。
今後ともよろしくお願いいたします。
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