ジュッペちゃんの大地保育
ーホテイアオイのお家を作りましょうー

 このままではどんどんホテイアオイが大繁殖して、
睡蓮の花がだめになっちゃうよう~。
困った 困った ホテイアオイをどうしよう。
教授は一晩考えたけど名案は浮かびませんでした。

 そして今朝(7月29日)、
生物学者の娘からメールが入っていました。
『水の神様の右側の石の囲いに、コーナーはどう。』
『鉢植えにするのもどうかしら。』
『睡蓮の花からなるべく離して育てることを考えてネ。』
とアドバイスが。

 そして教授は惑わず、
『コーナーを作ろう』と手を打って立ち上がり、
その日(7月29日)の朝 9:00から、
奥さんに手伝ってもらって早速作業にかかりました。

写真 


・・・ホテイアオイを囲い込む網を用意して、
太ももまで入る長靴を履いて、
~様になってますねェ~。
「ハイ!ポーズ!」奥さんに写真を撮ってもらいました。

写真 


・・・池の底は深い土でぬる ぬる つる つる
苦労しながら立派な「ホテイアオイのお家」が
できあがりました。




・・・ワーこんなにいっぱい!
大繁殖のホテイアオイを掴み取って、
出来立ての「ホテイアオイのお家」に運びます。




お池は広いし、足元は ふら ふら よろ よろ、
81歳の教授は・・・頑張ってますね。
一生懸命ホテイアオイを集めていますね。
『お昼御飯ですよう~』と奥さんの声。
3時間もたったでしょうか、
お池はきれいになりました。

写真 




・・・素晴らしい!
睡蓮と棲み分けができましたねエ~。
立派なホテイアオイのお家ができました。


【ビフォー&アフター】という言葉がありますが、

【ビフォー】は、このまま放っておいたら、
睡蓮は飲み込まれてしまうところでしたね。
困った 困った ものです。





【アフター】は、見違えるようにすっきりしました。




これからは睡蓮のお花がのびのびと広がって、
お花をいっぱい咲かせてくれることでしょう。

手前の「かいゆうの浮き島」も、
奥の「菖蒲の浮き島」も、
お掃除がすんで喜んでますネ。

【追伸】ホテイアオイは7~10月の間、
ヒヤシンスのような薄紫色のかわいいお花が咲きます。
別名ウオーターヒヤシンスと呼ばれ、
とても楽しみにしていますが、
問題の真実を知ってしまった今は、
去年のように手放しで喜べません。
 知らなかったなァ~。
「要注意外来生物」とか、
「青い悪魔の花」と呼ばれていることなど。

 お花の開花を楽しみにしていますが、
今年で終わりにしようと思います。
去年のような防寒対策をしなければ、
寒い冬になったら終わるのです。

 香川大学大学院農学研究科の森安真由美さんと
加藤尚さんの研究、
『ホテイアオイのシュートと根の含水メタノール抽出物
の成長抑制活性(第232回日本作物学会)』
という論文の発表があります。



とても胸が苦しくなりますが自然に任せようと思います。