第39話:消防車大地号と「名のない遊び」
—第9分団様 神宿る大地号様 じゅっぺ教授夫妻の感謝と祈り—
【写真1 】をご覧ください。
富士宮市消防団 第2方面隊 第9分団様
(静岡県富士宮市野中町608詰所)からの
プレゼント「大地号」をありがとう。
大地号のもたらしてくれた恩恵は計り知れません。
M君の挑戦はどこから来たのだろう。
この探究心は「遊び」なのか。「人生」そのものなのか。
この『名のない遊び』から育つ科学する力は計り知れない。
この『名のない遊び』から育つ集中力は計り知れない。
日本には八百万(やおよろず)の神様がいると聞く。
小一時間(こいちじかん)も飽きずに続く真剣なこの行為は、
「大地号の神」とM君の対話に違いないとじゅっぺ教授は思いました。
《自然は神様》と言う。
「山の神」「風の神」と同じ現象がそこにありました。
じゅっぺ教授は「大地号の神」の存在にハッキリと気づいたのです。
- 普通は、運転席に座りハンドルを握って『ウゥー ウゥー』と火災現場に向かう。
- だがM君は違った。大地号の屋根に座ってあたりを見回している。
- そして、細めの棒きれを手にする。
- フロントガラスには、誰かが投げた石が当たってできた小さな穴が開いている。
- その小さな穴に細い棒を入れ始める。
- 何の為かわからないが、大地号の神に導かれるように行為は続く。
- 大地号の屋上から試みるが何回試みても穴に棒は入らない。
- するとM君はボンネットの上に位置を変える。
- 憑かれたように小一時間も挑戦は続く。
- やっとのことで、小さな穴に棒が入る。
- 『やったー!』と満足して立ち去っていった。
教育とは、個性や能力をeducation(引き出す)と言う。
保育士が「そうしなさい」と言ったわけではない。
教師が指導した訳でもない。
そこにいたのは環境としての大地号です。
だから大地号に育てられたに違いない。
大地号に宿る神様の仕業に違いないと考える考え方が、
じゅっぺ教授の著書「大地保育環境論(フレーベル館)」です。
じゅっぺ教授の「どろんこ保育(フレーベル館)」も
『土の神』が育ててくれていると言う感謝の著書です。
ところで『誰が作るの?保育環境!』それは大人の仕事です。
でもそこに八百万の神様が住んでいて導いてくれるのです。
《写真提供:塩川寿平著「名のない遊び」フレーベル館 75頁》
【写真2】をご覧ください。
第9分団様ありがとう。
消防車大地号の神様ありがとう。
大地保育をいつも見守ってくれている富士山ありがとう。
じゅっぺちゃん夫妻は、
子育ての自然・保育環境の《八百万の神様》に感謝しています!
大地保育環境論バンザイ!!!