第54話:大地保育もマスクの運動会(その2)
—第16回 テーマ:子どもが元気になる大中里こども園うんどうかい—
1、新型コロナウィルス感染症禍中の10月9日実施
—大人はマスクをして、園児はマスクなし—
・前回のブログ第53話では、大人はみんなマスクで取り組みました。
・今回のブログ第54話で紹介するのは、
マスクを外した本来の元気な子どもの運動会の様子です。
・大中里こども園は定員75名。静岡県富士宮市大中里地区にあります。
・創立は2006年4月1日に富士宮市公立保育園から民間保育園に委託となりました。
・初代園長はじゅっぺちゃん(塩川寿平)です。
~2代目園長塩川恵美子さん~現在の3代目園長京極桃子さんへと、
《特色ある運動会の哲学》は継承されています。
2、コロナ禍中でも変わらない《特色ある運動会の哲学》をご紹介します。
(その1)特色ある運動会の哲学
【自分との戦い!・・・自分自身で自分を鍛える運動会です】
運動会と言えば一般的には相手に勝ち・皆に勝ち・友達に勝ち、
「ナンバーワン」=「 1番になること」を目指します。
でも、私たちの運動会は違います。
私たちは「昨日の僕」より「今日の僕」の成長を目指す。
そしてさらに「今日の僕」より「明日の僕」に成長する挑戦です。
そうです。自分自身の自分への挑戦です。
「オンリーワン」=「かけがえのない私」を大事にしたいのです。
(その2)特色ある運動会の哲学
【「昨日より今日の僕」「今日より明日の僕」に向かってガンバレー!です】
自分に負けるな『ガンバレー!』です。
友達に負けるな『ガンバレー!』ではありません。
『ガンバレー!』の言葉は同じですが、自分自身をはげます言葉です。
(その3)特色ある運動会の哲学
【私たちの運動会は長寿のできる健康フェスティバル=お祭りです】
日本の国は100歳までも生きられる長寿社会となりました。
100歳まで使える健康寿命の心と体をつくりましょう。
そのためには乳幼児期からの取り組みが大切です。
今日は楽しい健康フェスティバルです。
園児も家の方も教職員の皆さんも、
共に育ち合う「大中里こども園のうんどうかい」です。
3、コロナ禍中2~5歳児の縮小されたプログラム
参加:大中里こども園 定員75名と保護者と教職員
(0~1歳児のプログラムはコロナ禍中のため今年はなし)
①9時00分・・・開会。
みこしだ! わっしょい! わっしょい!
②はじめのあいさつ・・・ 5歳児全員
③園長挨拶
④来賓挨拶・・・名誉園長じゅっぺちゃん・前園長塩川恵美子さん
⑤お約束・・・保育教諭
⑥うた「ガンバリマンのうた」・・・保育教諭
⑦おわりのことば・・・5歳児全員
➇バンザイ・・・愛育会会長
⑨ご褒美をもらって解散
⑩ 10時30分・・・閉会。
4、元気になれる運動会のみどころ
*正確に・丁寧に・ルールを守って楽しんでやることが目標です。
*勝敗にこだわらないからできることです。
*マイペースで良いのです。
*各年齢で目標とした運動機能と取り組む。種目一つ一つを正確に・丁寧におこないます。
*そして楽しんで1日を過ごしましょう。
*大中里こども園の1つの特徴として音楽はできるだけ使わないようにしています。
【理由1】「すごい! すごい!」の大人の拍手や、
応援の肉声「ガンバレー!」が子どもたちに届くように。
【理由2】音楽にせかされることなく「しっかりと」「丁寧に」子ども自身が
マイペースで挑戦できるように。
『子どもを大事にする運動会』を目指す私たちの思いです。
4、写真で見る『子どもを大事にする運動会』
【写真1 】をご覧ください。
園児全員の自由な動きと、楽しい踊りの準備運動の一場面です。
【写真2 】をご覧ください。
運動会の始まり。
お神輿「わっしょい」「わっしょい」のにぎやかな入場セレモニー。
このお神輿は4~5歳児の手作りです。
段ボールや、ペットボトルや、お菓子の箱などを持ち寄って運動会の応援をイメージしながら。
また、運動会の気分を盛り上げながら=運動会を盛り上げる精神的なウオーミングアップ。
運動会を前に何日もかけて共同作業で創造的なお神輿が出来上がりました。
みんなで力を合わせてチームワークでお神輿を担ぐ姿も感動的でした。
このお神輿「わっしょい」「わっしょい」で運動会気分は一気に盛り上がりました。
【写真3・4・5】をご覧ください。
2歳児と保護者の種目。
「走れ! 走れ! エイ エイ オー!」
「大冒険に出発だ!」
お子さんも、お父さんも、お母さんも一緒の嬉しい種目です。
【写真6・7・8】をご覧ください。
3歳児の種目です。
「オリンピック(障害物に挑戦)」
「大きな石でできたの巨大なカエルさんから飛びおりる」
「豚の丸焼き(鉄棒にぶら下がって10数える)」
コロナ禍中の久しぶりに見る我が子の大活躍にお父さんもお母さんも大感激です。
【写真9・10・11】をご覧ください。
4歳児の種目です。
「輝けレインボーズ(一本橋の障害物に挑戦)」
「天までとどけ(八角型4メートル登り棒に挑む)」
「かけっこ! かけっこ! 昨日の僕より~今日の僕に=自分自身に挑戦!」
自分の出来る事を正確に・丁寧にやり遂げる姿を応援しましょう。
【写真12・13・14】をご覧ください。
5歳児の種目です。
「大中里オリンピック2021 ・・・みんな金メダル!」
「跳び箱も上手になりました(自分自身の跳べる1段上に挑む)」
「天国にいちばん近いところにタッチ!(6メートルの登り棒に挑戦)」
我が子の挑む姿に、お父さんもお母さんもハラハラドキドキ。
『すごい! すごい!』たくさんの拍手で応援しました。
『ガンバレ! ガンバレ!』大きな声で力いっぱい応援しました。
子どもたちはみんな認められて嬉しい日々でした。
褒められて 褒められて 子どもたちはぐんぐん成長します。