実は2年前にスリランカのコーヒー紅茶の

販売のお仕事をしていました。

社長がスリランカ人でお茶に纏わる

話をじかに聞くことができ、また、

お茶の淹れ方を直接聞けた

紅茶好きな私にはとてもありがたい

時間でした。日本の紅茶協会の

淹れ方とは違うんですが、

冷めても渋味は一切出ない美味しい

淹れ方はちょっとした基本を

知ったら全然簡単なんです。









香りの良い美味しいお茶を淹れる上で、

大事なことは、

①沸騰仕立てのアツアツのお湯を使う。

②長くても一分以上茶葉をお湯に
つけておかないこと。
(  一分以上経つと渋味が茶葉から出て
きます。もう、その時点でどんなに
上等の茶葉でも美味しさはなくなります。
ただし、茶葉の状態による部分で違いも
若干あります)

③作ったお茶には茶葉はひとつも
残らないように気を付ける。

④お茶を淹れたら、20分待つ。
( 熱いのを頂きたい方は、
淹れたらすぐに保温性のある
水筒に移しておく )



これだけ守れば、美味しく仕上がります。

これは、紅茶の場合です。









たとえば、紅茶を400ml淹れる場合。




細かい茶葉は、ティスプーン山盛り一杯








中くらいの大きさの茶葉だと、

ティスプーン山盛り一杯と半分







2gになるみたいです。






茶葉が大きいとティスプーン山盛り二杯





やっぱり2gみたい。











お湯が沸騰したらすぐに、

茶葉を淹れたポットに注いで、

ティスプーンで急いでかき混ぜます。

約28秒 かき混ぜます。

(  好みで探って研究して、自分好みを
探してみてください。これは目安です )

そのとき、茶葉がティーポットの網から

逃げないように気をつけます。

28秒が来たら、すぐにティーポットから

茶葉を引き上げます。蓋します。



パー約20分放置です。



クールダウンこの時間に

茶から出てきたエキス(成分)がお湯の中で

美味しい成分に成長していきます。

作って直ぐに飲むより、美味しさが

アップアップアップ増してくるんです。

この部分はお茶の品質により、

違いがあるとは思いますが、

茶葉の品質がよいとめちゃめちゃ

美味しくなってくれますよ。






お茶が冷めるのが嫌なら、

淹れて直ぐに保温性のある

水筒に移して20分待ってください。

目目で楽しむなら、お気に入りの

ティーポットに移してください。







今読んでいる「お茶の科学」の本にも、

烏龍茶の項に、香り優先なら熱湯で、

味を優先ならぬるめでと書かれています







ちなみに、緑茶だとこんな感じ。




緑茶は、旨味を味わうなら低温。

香りを楽しむなら高温の沸かしたてと。




お茶の旨味や甘味のもとであるアミノ酸

は、70度以下の低温でも侵出する。

そして、40度以下にならない限り、

温度差による侵出量の違いは殆どない。

逆に、苦渋味のカテキンとなるカフェイン

は、お湯の温度が高いほど侵出しやすい

という性質を持っている。つまり、

両者はバランス的にお湯の温度が低い方

が、旨味や甘味のあるお茶となり、お湯の

温度ご高いほど渋味の強いお茶となって

しまうのだ。と、書かれています。




が、



それなら、沸騰したての

お湯で淹れたお茶の香りは楽しめる

ものにはならないのではないかと

私は思います。

だって、香りは渋味や苦味を多く感じたら

良いものに感じないんじゃないか

と私は思うからです。




私がスリランカ人の社長に教わったのは


お湯を注いで


0秒


甘味  のアミノ酸が茶葉から出てきます。




渋味   のカフェインが茶葉から出てきます。


苦味   のタンニンが茶葉から出てきます。


茶渋   のステインが茶葉から出てきます。


3分



抽出時間で茶葉から出てくるものは、

違うので、旨味であるアミノ酸だけを

残すためには、お湯の温度より時間を

気にすることが大事なんじゃないかと

私は考えます。



いかに短い時間で、美味しい部分を

茶葉から抽出出来るかがお茶を美味しく

淹れるポイントなんです。


だから、ティースプーンで

真顔マックスの早さでかき混ぜて、

取り出すようにするんです!!


注意、茶葉をティースプーンで

かき混ぜるため、網は広いものじゃないと

美味しく淹れることができません。






こんな作りがポットの理想です。

(  使用感満載ですみません  )



茶葉の性質や大きさ・加工により、

茶葉の開きやすさは変わります。

茶葉は開いてこそ、味わいが取り出せます

ので、私がやって来て感じているのは

葉が大きく加工が施された烏龍茶は

開きにくいので紅茶より抽出時間は長く

なりがちですが、紅茶よりも渋味が

出にくかったりする場合が

あるようですので、あくまでも

茶葉は開いているかを見てください。



私は、緑茶(煎茶)も烏龍茶も紅茶も

熱湯で淹れて、紅茶と同じように

ティースプーンでかき混ぜて、茶葉が

開いてエキスがでたと感じたら、茶葉を

取り出しています。




そうそう、私は茶葉でお茶を淹れますが、

ティーバッグを使用する方は、

熱湯注いで100回ほどティーバッグを

お湯の中で急いで揺らして淹れてください

やはり、短い時間で仕上げないと

渋くなります。淹れっぱなしは、

不味くなるばかりだから、揺らして

よしと決めたら、ティーバッグ

すぐに取り出して処分してください。




最後は勘ですひらめき電球

どんなお茶も淹れ方が良くないと

美味しく仕上がりません。



お茶はその人らしい味わいに

仕上がるそうですコーヒーお茶




良い茶葉を手頃に購入したいなら、

百貨店に入っているイギリスやフランス

やらのお茶が取れない生産地の専門

ショップで購入するのはオススメしません。

やはり産地直接のショップなら

間が短い分含みが少なくて、美味しく

手頃な茶葉を購入出来ます。

良いお茶に巡り会えることも

人生を深めるものに繋がりますね。








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