職場が変わり、休憩室が地下3階となり
なんと、1番あってほしくない
「圏外モード」になってしまったため、
ブログを書ける時間も今はお休みだけ
という非常に残念な環境となりました。
うー、2ヶ月ちょっとの辛抱です
お仕事いただいて、安心して生活出来て
いる訳なので、有難い限りでございます。
まぁ、電波入らずスマホをいじっても
情報は遮断されているわけで
だけれど、過去の情報は本を開けば
学べるわけだから、やれることを
コツコツやって、学んでいきたいと
思います。そう、地下でも食事法の
勉強には不都合はないわけです。
今のお仕事は休憩時間が長く、
一人でいる時間が長いので、読書は
しやすいのでありがたいです。さて、
まだまだ、前回の「人間は料理をする」
上巻 火と水 の途中ですが、
今日は、オフなので気分を変えるために
別の料理の本のページを捲ってみました。
「ドイツ修道院のハーブ料理」
12世紀、中世ドイツを生きた修道女、
ヒルデガルト・フォン・ビンゲンは、
ベネディクト会系女子修道院長であり、
神秘家、作曲家でもありました。
また、医学、薬草学に基づいた数々の
健康料理を指南しました。
素材の栄養を活かし、ハーブやスパイス
をふんだんに使ったヒルデガルトの料理
は、800年以上ものときを経て、現代に
見直されています。この著書は、
日本におけるドイツ料理の第一人者で
ある野田浩資さんが長年研究をされて
きたヒルデガルトの料理を再現し、
日本の家庭でも作りやすくレシピを
纏められていて、現地取材や興味深い
エピソードも沢山載った読みやすい
本に仕上がっています。
当時のヒルデガルトの考え方を研究した
複数の料理書や医学書をもとに纏められ
ています。その多くは、19世紀から
20世紀にかけて研究者によって書かれた
ものがベースになっているものと
そうではないものが混ざっていて、
12世紀に書き残された料理レシピが
現在の私達に何を残してくれたのか、
現在の食材での可能な範囲を著者の
ドイツ料理研究の経験から、できるだけ
ヒルデガルトの考えに沿いながら、
現代に活かせるように抜粋し、解説を
入れて纏められた一冊です。
家庭料理にいかしていただきたいと
いう野田シェフの思いが込められた
一冊です。野田浩資さんは東京・
六本木一丁目にあるレストラン
「ツム・アインホルン
( zum Einhorn )」のオーナーシェフ。
(本は、2016年1月19日 発行されたもの)
検索してみたら、イートインや宅配も
利用可能みたいです。
ドイツ料理は今までご縁なかったので
利用してみたいです。
オーナーシェフが知識をお持ちで
あるなら、お料理も意味深いものに
なっているんじゃないかと
期待出来ますね
アイビンゲンの修道院に建つ、
ヒルデガルトの像。スッキリと
無駄な脂肪がなさそうなスリムな身体つき
の像を拝見すると、料理法の正しさ
がなんだか伝わってきますね。
ヒルデガルトのお料理をフルコースで
作れるようになっています
ヒルデガルトが考える食は、
「健康を維持すること」
「心身のバランスを整えること」
を常に重視していました。
ヒルデガルト・フォン・ビンゲン
の治癒とは、
①
生命のエネルギーは地球上に存在する
生きるために不可欠な4つの要素
水、土、空気、火
に、よるものである。
②
善きことは正しく食すること。
飲むことである。
③
体の動と静のリズム
つまり、仕事と休みのリズムを
見つけることが大切である。
④
寝ているときと起きている時の
良いバランスを理解することである。
と、書かれています。
修道院は病院のような役目があり、
食は薬とされていました。
ヒルデガルトは修道女でありながら、
なぜ医学などの分野の知識を得たので
しょうか。一般市民の生活においては
学問と教育が存在しない時代です。
だけれど、修道院の中だけは学問と教育
の光に満ちた世界だったそうです。
修道院は市民の病院の役目を果たして
いました。中世における組織的医療機関
は、修道院に限られ、病人や巡礼者
貧民を宿泊させたり、慈善医療の場と
なっていました。修道女の当時の1番の
役目は病人の介護、健康管理だったそう
です。そのような環境にいることにより
、ヒルデガルトは食事法を作り上げる
ことになったようです。
修道士女は語学能力もあり、
ラテン語やギリシャ語で書かれた料理書
などを読み、多くの知識を得ていました。
現在、私達が食べているお料理には
ヒルデガルトの登場依然から、修道士女
が「人々の健康のため、病人のため」と
日夜研究して、現在にまで伝えられている
ものが多くあるそうです。
この、ヒルデガルトの時代から
900年経ち、医学も発達し、
料理書も沢山の方が書かれていて、
食べ物は豊かになり当時より食生活
は恵まれている時代であるのに、
体調を壊す人が過剰に増えてきました
化学や医療の発達は、後退なのか前進なの
か、理性を踏み外した目先だけの
欲に捕らわれた企業の思惑に意識を
向けていないと、健康を守れない
時代であることを理解していかないと
いけない世の中です。
正しいことを沢山知ること。
知恵を工夫し生活に行かしていくこと。
を高めていくことにより、
健康で健やかな身体を維持して
人生を実り多いものにしていきたい
ですね
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