路上で倒れ、心肺停止状態で病院に搬送されていた、お笑い芸人の前田健さんが、44歳の若さで亡くなったことを所属事務所が明らかにしました。
歌手の松浦亜弥さんのものまねでブレークし、近年は俳優や監督としても活動していた前田さんを偲ぶブログが投稿されています。
家族ぐるみで仲良くしていたという鈴木福くんは、「マエケンさんはお芝居が大好きで、お芝居をするために色々なお仕事を頑張っているとお話ししてくれたり、「福も8才くらいになったら自分でお芝居を考えるんだよ」とお話ししてくれました」と、前田さんに励まされたことを告白。「また遊んでもらえると思っていたのに。また一緒にお仕事もしたかったのに。」とさみしさをにじませました。
前田さんと同じく、松浦亜弥さんのものまねを得意としているはるな愛さんは、「松浦亜弥さんのモノマネでお互いにブレイクして、松浦亜弥さんの事もお互いに大好きで。細かい部分のモノマネを話し合ったり、振り付けを二人で合わせたり」と思い出を語り、「オネェ特番では独特なキャラで、兄貴系で、独特の視点でコメント」と、前田さんを賞賛。
ミッツ・マングローブさんは、「ゲイの文化に誇りを持ち続け、女装のステージにも、たくさんの好奇心や愛情を注いでくださった前田建さん。常に黙々と仕事や立場と向き合い、冷静に多角的に、わきまえや筋道を捉えてくださったお姐さんでした。」と、同じ文化で過ごした時間に思いを馳せました。
そして、前田さんとは「20年以上もずっと一緒に芸人の道を歩んできた親友です」というはなわさんは、「僕の「悩み」「喜び」「夢」すべてを一番に相談し共有してきた家族のような存在でした。」と、その存在の大きさと重みを吐露。「「佐賀県に行ってみたい。」とずっと言ってくれていたのに連れて行けなかったこと」が心残りだとつづりました。
倒れる当日の番組収録で一緒だったという小椋ケンイチさんは、「青空の下でみんなで芝生に寝転がったり大笑いしあったり真剣に応援して真剣に競技に望んでオネェっていうマイノリティーを持ちながら、こんなに開放的な時間を最後に共有出来た大切な仲間でした。」と、その日の様子を報告。「同じ時代をオネェタレントとして共有出来たこと誇りに思います‼（中略）気取らない前健の姿を見習って僕も真っ直ぐ生きて行きたいと思いました。お疲れ様、僕達が生きやすい素晴らしい時代になりましたよ。」と、その功績を労いました。
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