仮面ライダーシリーズ45周年の記念作として2016年に公開された『仮面ライダー平成ジェネレーションズ』シリーズの新作となる『仮面ライダー平成ジェネレーションズ FINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー』(12月9日公開)は、仮面ライダービルド / 桐生戦兎(犬飼貴丈)と、仮面ライダーエグゼイド / 宝生永夢(飯島寛騎)が、レジェンドライダーたちとともに悪に挑む様子を描く物語。

 

本作で、飯島寛騎とW主演を務めるのが、俳優の犬飼貴丈。平成ライダー史上最高IQを誇る天才物理学者であり記憶喪失という傷を抱える、シリーズの中でも特徴的なキャラクターを演じる犬飼に、憧れの仮面ライダーの現場で感じたこと、映画の見どころ、そしてプライベートなことまで聞いてきた。

 

 

■憧れのライダーは、水嶋ヒロの『仮面ライダーカブト』

 

ーー犬飼さん主演の『仮面ライダービルド』が絶賛放送中ですが、まず仮面ライダーシリーズの主演が決まった時のお気持ちを教えてください。

 

犬飼:仮面ライダーシリーズのオーディションは、演技面やアクションの動きなど様々な要素を細かく見られるので、5回のオーディション審査を経て、ようやく主演に決まったときは本当に感激でした。僕は水嶋ヒロさんが主演を務めた『仮面ライダーカブト』が大好きで、家族全員で観ていたんです。なので、母も「仮面ライダーに合格したってことは水嶋ヒロさんの後輩になるんだね!すごいじゃん!」と喜んでくれました(笑)。

 

「ビルド&エグゼイド」製作委員会 ©石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映

 

ーー周りの反響もすごかったのでは?

 

犬飼:実は、『仮面ライダービルド』のオーディションには合格する自信があったというか、「絶対に合格する」という強い気持ちがあったので、仮面ライダーの結果が出る前にLINEの友達を整理したんです。最近会っていない人とか、そこまで親しくない人は一度消させてもらって、本当に仲の良い友達だけ残して…。決まったあとに騒がれるのがなんとなく嫌だったんですよね(笑)。

 

 

ーーさっぱりとした性格なのですね(笑)。

 

犬飼:それに、1つのことに夢中になるとそれ以外のことが見えなくなる、まっしぐらになってしまうタイプなので、仮面ライダーのオーディションに集中するために…というのも大きかったです。

 

 

ーーなるほど。これまでも何かにのめり込んだ経験はありますか?
 

犬飼:オンラインゲームです。少し前にハマっていた時は一日中ぶっ続けでやってしまい、毎日睡眠不足でした……。もしかしたらエグゼイドの方が、キャラクターに合っていたのかも(笑)。

 

 

ーーエグゼイドはゲームの要素が取り入れられている仮面ライダーですもんね(笑)。しかし、犬飼さんがゲーム好きとはちょっと意外でした。

 

犬飼:ゲームも、アニメも好きなんです。今も『いぬやしき』『うまるちゃん』など深夜アニメを何本か観ていて、それがリラックスする時間でもあります。撮影が毎日朝はやいのであまり寝る時間が遅くなりすぎない程度に、アニメタイムを楽しんでいます。

 

 

■体調管理に気をつける日々「鶏のつみれも自分で作ります」

 

 

ーー仮面ライダーといえばアクションシーンなども大変そうですが、現場はいかがでしょう?

 

犬飼:アクションに挑戦するのは今回が初めてだったんですけど、アクション部の方々にみっちりと教えてもらいながら頑張っています。(仮面ライダーは)歴史が長いのでベテランのスタッフさんばかりで、とても安心できる現場です。

 

 

ーー仮面ライダーシリーズに参加してみて、一番大変だったことは何ですか?

 

犬飼:大変というか、気をつけなければなと思っているのは健康面です。他のドラマや映画ももちろんそうですが、仮面ライダーシリーズは1年間続きますし、主演の僕が体調を崩してしまっては多くの人に迷惑をかけてしまう。自分が出来る体調管理だけはしっかりとしなくては…と思って気を引き締めています。

 

 

ーー体調管理をするために、特に気をつけていることなどはありますか?

 

犬飼:料理をするのが好きなので、最近はお家で鍋を作っています。撮影中はお弁当中心の食事になりがちなので、家ではあったかいものとか野菜をたくさん食べたいなって。一番好きなのは、鶏のつみれ鍋です。つみれから自分で作りますよ!

 

 

ーーつみれ鍋いいですね。次に作った際には、ぜひSNSにお写真を…!

 

犬飼:ただの男の料理なんですけどね(笑)。今度、SNSにも載せます!

 

 

 

■W主演の飯島寛樹に質問「仮面ライダー後の生活は…?」

 

ーー現在放送中の『仮面ライダービルド』も話が進むにつれ(現在12話)、犬飼さん演じる桐生戦兎という人物が少しずつ明らかになってきましたね。

 

犬飼:戦兎は天才物理学者で高いIQを持っていながら、記憶喪失で自分のことすらよく分からないという傷がある主人公。少しずつ自分の事が分かっていくという役柄だからこそ、僕もそこまでキャラクター作りをせずに“素”で演じさせてもらっています。

 

 

ーー犬飼さん自身も台本を読んで、戦兎と一緒に戦兎のことを知っていくような?

 

犬飼:そうですね。僕自身も毎回台本をいただく度に「こうなっていたのか!」「こんな展開に…」「あの伏線がここで…!」と驚きながら。仮面ライダーのスタッフさん達って本当にすごいなぁと改めて感じています(笑)。

 

 

ーーそんな中、12月9日(土)からは、映画『仮面ライダー平成ジェネレーションズ FINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー』が公開となります。映画の撮影はいかがでしたか?

 

犬飼:テレビの『仮面ライダービルド』の撮影と同時進行だったので、スケジュール的にはけっこう大変でした(笑)。でも、こうやって先輩ライダーの皆さんと共演させていただくのは、仮面ライダーシリーズならではの醍醐味ですよね。僕も撮影しながら「完成したらどんな映像になるんだろう」ってワクワクしていました。早く映画が観たいです!ビルド的には、万丈龍我/仮面ライダークローズとの息のあったアクションも見所なので楽しみにしていてください。

 

「ビルド&エグゼイド」製作委員会 ©石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映

 

ーー楽しみにしています。このあと、『仮面ライダーエグゼイド』の飯島寛騎さんのインタビューがあるのですが、映画のW主演として聞きたいことはありますか?

 

犬飼:今は『仮面ライダービルド』の撮影まっただ中なので、仮面ライダーが終わった後の生活の想像が出来なくて…。飯島くんには「エグゼイドが終わってからの毎日はどうですか?ゆっくりしていますか?」と聞いてみたいです。

 

Photography=Mayuko Yamaguchi
Interview=Ameba

 

 

■仮面ライダーエグゼイド・飯島寛騎インタビューは明日公開!

 

 

【作品情報】

 

 

<INTRO>

昨年、レジェンドライダー復活というイベントをひっさげてレベルアップを遂げ、かつてない熱狂を生んだ『仮面ライダー平成ジェネレーションズ』。待望の“第二弾”にして“平成最終章”となる最新作が、この冬、いよいよ映画館にやって来る!

大スクリーンでフル参戦を果たす仮面ライダービルドをはじめ、ゲーム×ドクターという異色のバトルが話題を呼んだエグゼイド、そして劇的な復活が多くのファンを狂喜乱舞させたゴースト、鎧武、フォーゼ、オーズら、レジェンドライダーの勇姿が、ついに「ひとつの物語」の中で描かれるという奇跡が起きる。

 

物語はスカイウォールという巨大な壁で三つに分断された仮面ライダービルドの世界に、仮面ライダーエグゼイドの敵であるバグスターが出現する謎から始まる。存在しないはずの敵がなぜ…?正体不明の敵に為す術なくその場に崩れる戦兎の眼前には、体の半分がメカに覆われた奇怪な人物が佇んでいた。科学者を名乗るその男が巨大なマシンを起動させると、上空に突如として逆さになった世界が出現した。一方、エグゼイドの世界でも同じ現象が勃発。スカイウ ォールのある世界が、地上へ刻一刻と迫りくる。二つの世界が激突するまでに残された時間は、わずか24時間。消滅へのカウントダウンが始まった。 未曾有の危機に直面した人類を救えるのは――

 

そう、“あの”戦士たちだけ。

前作を遥かに凌ぐスケール、見たこともないアクション、出会うはずのないヒーローたちの邂逅。多くの謎に包まれながら、この物語はあなたたちを待ち受ける。
衝撃の平成最終章。伝説の闘いのすべてを、その眼に焼きつけろ!!

 

 

映画『仮面ライダー平成ジェネレーションズ FINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー』は、12月9日(土)より全国ロードショー。