小次郎くん、今日、ママの待ってるお家に帰ります。
二か月近く預かっていましたが、
まだ家に来て日も浅い頃、
油断していたら、手をガブリとかまれ流血騒ぎに・・・。
これから一体どうなるのかしらと不安でしたが、
もともと臆病な子。
何もわからず連れて来られ、ママにも会えないし、怖いし、
咬みたくなるのも当然かなと、
そっと遠くから優しく見守ることに・・・。
でも、しばらくはいろんなことがありました。
数日で、ゲージの外に出て遊ぶようになったけど、
名前を呼ぶとササッとゲージに戻ったり、
ごはんを食べたり、食べなかったり・・・。
台所の入り口や、カーペットの端など、
必ず一歩足を踏み入れるところを狙って
粗相をされ、踏んづけてしまったり・・・(最悪・・・)
この罠に不覚にも3回もはまり、
さすがに「こじちゃん・・・もう家に帰り・・・。」と、
小言を言ってしまったことも・・・
そして、忘れちゃいけないのが、うちのお嬢様・・・。
他の犬と暮らすのは実家で慣れているので、
小次郎君の前では、控えめに威張ってましたが、
朝、寝室から出ていく時、
いつもは、テテテッと速足でリビングに向っていたのが、
まずドアからそっと顔を出し、「まだいるのかしら・・・。」と、
廊下の先をを眺めてから、
複雑な表情で、トボトボ廊下を歩くように
小次郎くんをかまっていると、
なんとも言えない表情でジ~っと私を見る・・・
そんな時は、くまこへのフォローも忘れず・・・。
そんなこんなで、一か月過ぎた頃には、
小次郎くんの行動パターンは、だいたいわかるようになり、
なにより、小次郎くんが自由に振る舞うようになってくれて、
あまりの自由さに、我が家では「小次郎坊ちゃま」と
呼ぶようになりました
まだ呼んでも近寄ってはきませんが、
しっぽもフリフリしてくれて、廊下に出て行ったりすると、
呼べばタタタッと戻ってくるように
ちょっと仲良くなった頃にお別れかな・・・と、
思ってはいたけれど、本当にそうなりました。
少し寂しいですが、うちに来て病気もせず、
元気で自由に過ごしてくれて、無事に今日を迎えられたので、
ちょっと大袈裟ですが一仕事終えた気分です・・・