平成6年
４月２３日
株式会社設立
いろんなことが、山ほどありました。
バブルの頃には、
週のうち３日くらい銀行の人がやってきて、
「社長、
うちが持っている土地があります。
１億融資しますので、
あちらに工場移転しましょう」
と、言ってきました。
こういう時の父のカンは、素晴らしいもので、
どれだけ売上が上がっても、
「移転は、しない」
と、きっぱり断っていました。
あの時、１億もの借金抱えてたら、
今どうなっていたやら？？？
怖いです。
父の甥っ子（当時４０代）に、
お姉さんから頼まれたからといって、
２０年間、工場を与え、仕事を与え、
材料の手配さえ、こちらでして、
愛媛まで持ち帰らせて、
面倒をみたのに、何故か借金まみれで、
２０年過ぎた時に仕事を受注しなくなったら、
父が亡くなった時
お通夜にも、お葬式にも来ず、
お香典一つ寄こさなかった人や、
給料を盗んでいった従業員や、
材料をトラックで来て、
大量に盗んでいなくなった従業員、
その後も、平気で顔を出しに来る人や、
たくさん裏切られたりしました。
私は、いつも一番近くで、父を見ていたので、
私にとって、
「事業をする」ということは、
こういうことを乗り越えて、
命を削って、
いろんなものや、感情と、
交換に手に入れるのが、
「成功とお金だ」
と思っていました。
メロディです
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