私は、12㎜の鉄板とおたふくお好みソースを持って県境を越えお嫁に来たのが20数年前の事。


当時、おたふくソースは広島県内だけでしか買うことは出来ませんでした。



 12㎜の鉄板でお好み焼きを焼くのですが、初めはなかなか上手く出来ませんでした。

まず…鉄板に油が染み込んで無くて焦げるばかりでした。

火加減が分からずに上手く焼けなかったり…

生地に一味足りなかったり…

具のバランスが悪かったり…


でも、昔からの『出来るまでとことんやる!』って男っ気な気性なもんで、1ヶ月に3回はお好み焼きを焼きました。(家族は…よく付き合ってくれたものだ。)


しかし…長年お好み焼きを愛する私に新たな悩みが出来たのです。

それは…



近年、おたふくソースが酸味が強い。

昔からの味があきらかに変わってきた。


昔のおたふくソースは、ビンの底を叩かないとソースが出ない程の粘りが有りました。
野菜たっぷりの何とも言えない甘口のソースが鉄板の上で焦げる香りは食欲をそそる。

換気扇を回し、ご近所に香のお裾分け。



が…最近はトロリとなめらかだが、酸っぱい。

(☆。☆)酸っぱい、酸っぱい、酸っぱい…


不思議な事があると私は電話魔になる…


そして、おたふくソースの会社に電話する


『あの~最近ソース酸っぱいんですが、味を変えたんですか?』

『いえ…(;^_^A…変わってません。』

『(・・?)そうなんですか?昔はもっと甘口だったのですが…』

『野菜の産地とか、野菜の甘さで味がかわるんですよ。』

『(^^ゞそうなんですか?ありがとうございました。』



そうなんだ…


野菜によって味が変わるんだって。


ソースにこだわる私は…



新しいソースを探す事にした。


続く…