加納石人の書

 

 

栗の実落ちてくる道ひとりみち
湯布院にて  
(石人の句) ハガキの大きさです。
 
 
ようこそ!
随風社 加納朱美です。
 
今日の作品についての背景など。
1987年
石人は『由布院空想の森美術館』のギャラリーで
個展を開催しました。
期間は、′87.8.20(木)~9.20(日)
 
その後、福岡市中央区の『ギャラリーおいし』にて
’87.9.24(木)~9.29(火)
個展を開催しました。
 
そのため、石人は由布院と福岡に滞在し
歴史探訪の散策を楽しんだようです。
 
その期間内に、私どもの長女が誕生し
命名書を郵送で届けて下さった事が印象深いです。
 
《しおり》にしたい!と報告すると
(当時、栞という漢字が名前に使用できませんでした。)
 
「正確には《しをり》だよ。
 昔の旅人は、木の枝を矢印にしたて行き先を示した。
 だから、行き先を示す道しるべとなった。
 この子が、自分の道を歩み
 周りの人たちの指標になるといいね。」
 
との言葉を頂きました。
 
私たちは、音が素敵だと決めたのですが(笑)
《枝折り》枝を折るから、《を》だと意味が通るのでしょうか?
当時の私たちには、全くなかった発想でした。
 
石人にとっては、孫娘誕生の思い出も連なった
由布院だったかもしれません。
 
 
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四国八十八ヶ所霊場第2番札所 
 

 
寺名: 日照山 極楽寺
御本尊: 阿弥陀如来
御真言:おん、あみりた、ていせいから、うん
 
御本尊御詠歌
『ごくらくのみだのじょうどへゆきたくば
なむあみだぶつ。くちぐせにせよ』