M6.9 震源の深さ 540キロ😱
歴史的価値のある場所!
4月はじめに、城崎温泉に泊まって来たのですが、その時に玄武洞公園にも立ち寄ってみました。
実は、そこは地球の歴史的な発見があったすごい場所だったのでした!
『玄武洞公園』にはそれぞれ、中国四神の名前がついている5箇所の見どころがあります。
160万年前の火山活動により生まれた国の天然記念物、玄武洞。
火山活動により山頂から流れ出したマグマが、冷えて固まる時に作り出した六角形の規則正しいきれいな割れ目がある所が『玄武洞』です。
約6000年前、波に洗われてその姿を現したのですが、かつて、採石場として人が洞穴を掘ったため、玄武洞と言う名前がついています。
洞窟内は入れません。
私たちは、その名前から、洞窟の中を入っていく所だとばかり思っていました😅
🟢 玄武洞
『玄武岩』という有名な岩石の名前は、この場所からつけられているのだとか。
1884年に、『岩石の日本名』を定めるとき、東京大学の小藤文次郎博士が玄武洞の名を用いて玄武岩と命名したそうです。
採石のためとは言え、何でこんなすごい場所を掘っちゃうかなぁ。。と私は思いました。
🔵 青龍洞
岩石に見られる規則正しい割れ目を節理と言い、それが柱のようになったものが柱状節理です。
『玄武洞公園』の中でも特に美しい『柱状節理』と言われているのが青龍洞です。
すごく規則正しく美しい柱状節理!!
柱状節理は、熱い溶岩がゆっくり冷えた所ほど太くなります。
自然界のプロジェクションマッピング!
本当に目を見張る美しさでした!
⚪️ 白虎洞
水平に延びる柱状節理です。
この付近は、溶岩が早く冷えたようで、細い柱状節理となっています。
溶岩の周縁部に近かったようです。
🔴 北朱雀洞
ここの公園のメインは、『玄武洞』と『青龍洞』のようで、『北朱雀洞』は規模が小さいです。
🔴 南朱雀洞
ここは、あまり節理が見られず、表面がゴツゴツしている事から、溶岩流の先端にあたる場所だったようです。
つまり、溶岩の表面が急に冷やされて固まったため、柱状節理が形成されなかったのです。
マグマの流れ方を想像すると、地球の壮大さが分かりますね!
また、この地は『地磁氣の逆転』が発見された場所でもあるのです‼️
●地球磁場の反転を解明するきっかけにもなった「玄武洞」
1600年に、ウィリアム・ギルバートが「地球は一つの大きな磁石である」ことを主張しました。
そして、1828年には、カール・フリードリヒ・ガウスが地磁氣の研究を開始し、さらに1906年には、ベルナール・ブリュンヌによって現在の地磁氣の向きとは逆向きに磁化された岩石が発見されたのです。
さらに1931年に、京都大学の松山基範博士が、玄武洞の石の磁性の方向が、今と反対の南を向くことを発見しました!
松山博士はその後、国内外36か所で火成岩の磁氣の調査を行い、他にも逆向きに磁化された岩石を発見しています。
その研究成果から、松山博士は1929年、『地磁氣逆転』の可能性を示す論文を発表しました。
当時の常識に反する考え方だったため、当初の評判はよくありませんでしたが、その後、古地磁氣学が盛んになり、年代測定の技術も進歩しました。
その結果、地球の地磁氣は逆転を繰り返していることがはっきりしてきたのです!
その研究により、地球は過去360万年の間に11回は逆転し、現在では、2つの逆磁極期があったことが判明しています。
589.4万年前から358万年前の逆転期は、「ギルバート」と名づけられ、258.1万年前から78万年前の逆転期は「松山」と名づけられています。
なお、国立極地研究所らの研究によれば、より精密な年代決定を行った結果、最後の磁氣逆転の時期は約77万年前と報告されています。
現在、地球は北がN極ですが、過去に何回かN極とS極は入れ替わっていたのです。
それを解明するキッカケになった場所が、ここ『玄武洞公園』だったとは😱
歴史的な場所を訪れることが出来て良かったです‼️
もっと詳しい事を知りたい方は、こちらの記事をお読み下さいね↓
◆ 磁極反転を記録した古代の巨木 カウリの木
私たちは、そのあと城崎温泉へ。
桜が咲き始めていた頃でした。
前回訪れた時は、城崎温泉は初雪の時でしたっけ。
ロープウェイで、『大師山山頂』まで登ってみました。
かわらけ投げ処↓
こんな小さな的に入る氣がしなかったので、かわらけ投げはやりませんでした😅
桜並木がキレイ😍
前回とは違う宿に泊まって、のんびり温泉を楽しみました。
続く。。