私の住んでいる地域は人口に対して

神社の数が圧倒的に多い

 

地区全体の神社を巡れば

日本全国の名だたる

神様に出会えると

 

ガイドさんから

聞いたことがある

 

 

地図に載っているいないに関わらず

全ての地区の

全ての神社を廻り尽くして

感じるのは

 

社が朽ちて

祭りがなされなくなり

神様の存在が感じられない

神社も多くあること

 

 

由緒ある神社の宮司さん曰く

このままではいけない

社を建て直すか

合祀して

しっかりと祭祀を行わなければ

地区にとってよろしくない

 

 

背景には

地元を離れる人の多さと、

先人たちが連綿と繋いできた

祭りの本質を

次世代に伝えきれていない部分があると思う

 

 

地区と宮司さんのやり取りを

拝見していた私の脳裏に浮かんだのは

【世界が滅ぶ】

という禍々しい言葉

 

 

その意味は

その場では分からなかったけど

今の世界の情勢をみて

時々怖くもなる

 

 

この世界で人間だけが

自然と境界線を引いて

奢って生きている

 

 

神社の荒廃は

それを象徴してるようにも

感じられたからかもしれない

 

 

物質的な豊かさを求めた末路は

肉体と体のバランスが

取れなくなってきたこと

 

私たちの祖先は1万年も

争いのない、自然を大切にし

自然に愛されていた時代があった

 

その記憶を呼び戻すこと

それが今

早急に求められている。