楽曲中のブレスタイミングの優先順位
いつもご覧いただきありがとうございます。
トランペット奏者 / ピアノ弾きの末廣亜耶乃(すえひろあやの)です。
楽曲中のブレスタイミングの優先順位について、一度整理した記事にしたいと思い投稿してます。
楽曲演奏中って何もかもいつでもどこでも自由にブレスを取って良い感じの演奏ができるかというと、それは絶対にあり得ません。
良い感じの演奏をするためにいつブレスを取ると良い感じになるのか、優先順位を簡潔にご紹介します!
①休符で吸う
これは一番の優先順位であり、ほとんどの人は無意識のうちに守れていると思います。
ただ、いつでも丁度良いところに休符があるわけでもありません。そうなったら次の手段はこちらです。
②フレーズの切れ目で吸う
フレーズのつながりの切れ目(国語なら段落の変わり目とか、文章の句読点のつく場所とかで例えられます)で吸います。
フレーズをぶった斬って適当なところで吸うと、表現的に難しくなって演奏しづらくなります。
注意点は、フレーズの切れ目=小節線ではない!ということ。
イコールに偶然なる時もありますが、いつもではありません。
でも、フレーズの切れ目で吸うことが難しいパターンもよくあります。そうしたら次の手段になります。
③長い音の後に吸う
フレーズの切れ目で吸うのが難しい時って、その箇所が音が短い音と短い音の隙間になっていたりします。
短い音の後にブレスをするって、ブレス後テンポに乗っかりながら楽曲演奏に戻ってくるのがかなり困難だったりします。
なのでフレーズの中の長い音を探し出し、その長い音の後に吸うとしっかりブレスが取りやすくなります。
ただし、ブレスの位置とフレーズの切れ目がずれていることは認識して、表現的にフレーズの位置がおかしなことにならないように注意は必要です。
いかがでしたでしょうか?
私の感覚では、音楽を捉える表現力が育つ手前の段階で②を上手く活用出来ずに悩んでいる方も結構いるように感じるので、レッスンでこのブレスの箇所をしっかり提示していくようにしています。ブレスが上手くハマると息が自然に出せるようになるので、何も言わずとも演奏表現がイキイキしてくることもとても多いです!
考えたことがなかった!という方に、参考になれば幸いです
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