手紙座の「青のはて」を見る。
綿密な取材の上に出来上がってる感。
賢治の旅と、その旅を追体験しようとした「わたし」
終着駅にて、賢治は喪失を乗り越えられたのか?
「わたし」は、何を見たのか。
賢治にはすでに答えが旅立ちの前に出ており、
「わたし」の前には、尽きることない現実と、それが抱える問題が新たに乱立していく
共感できない。主人公には何かをつかみ取ってほしかったし、迷ってほしかったし、メソメソしてほしかった
「賢治」には迷いがない。自分に迷いがないのを確認しに行ったかのようだ。
実に印象的なシーンがたくさんあった。
ただ、それに感情がうまく乗ってこなかった。
でも見事でした。