今日は在宅勤務の日だったのですが
通級担当の生徒の保護者の方が
面談したいと言うことで出勤しました。
わたしは現在勤務中の学校に去年から
在籍していますが、３年生の担当を
していたために他学年の生徒とは
あまり面識がありません。
部活で一緒だった生徒以外の子とは
残念ながらあまり接触する機会が
ないのです。
今日面談した保護者の方のお子さんは
新３年生なのですが、中１の頃から
通級指導を受けているらしいのに
成績が全く上がらないので保護者の
方も進学を目の前にしてかなり
心配しているようです。
特にコロナ休校中の今はほとんど
課題も勉強もせず、もちろん部活も
ありませんからとにかく家で
ゴロゴロしているのだそうです。
今の時制では仕方ない気もしますね。
多分、保護者の方に「〜なければならない」
思考が強くて子どもにクドクド言って
しまうんでしょうね。
「勉強しなければならない」
「高校に行かなければならない」
「宿題をしなければならない」
「親として子どもの将来をどうにかしなければならない」
「学校に行かないと仕事ができない」
お話を聞く中で「『ちゃんとやらないと
学校に行けないし、将来がダメになる』
と家でも言い聞かせているんですけど
それでもやるようになってくれないんです」(^^;;
まぁ〜・・・言ってやるようになってくれるなら
いくらでもグチグチと言って聞かせますけれど
なかなかそうは行かないものですよねーーー
（↑↑↑経験ずみ...(^^;; ）
でも親が心配してガミガミ、グチグチ
言えば言うほど子どもはやる気をなくして
行くんですよね、不思議なことに。。。
親は子どもの将来を心配するから
色々将来を案じて口出しをする！！
しかし！！！
そうすればそうするほど
子どもの精気はますます
失われていってしまう。。。
そんな悪循環が家の中で生まれて
しまっているような気がします。
それでも１つ小学校の頃から続けていて
頑張っていることがあると言うのですよ。
それは【剣道】。
小学校４年生の頃に初めて順調に
昇級・昇段試験も受け、今は
「初段」の腕前なのだそうです。
（多分これもやらされているんだと
思われますが・・・）
それでも継続して自分の自己肯定感の
源につながっていると言えそうです。
何事に対してもやる気がないのは
自分を肯定できることがなくて
「無力感」を感じているからだと思います。
やる気を出すには好きなことを
徹底的にやるに限ります。
わたしもこのコロナ休校でまったく
仕事をまっとうすることができず
外出までも制限されて
本来引きこもりな性格なのに
外側から半強制的に行動を制限される
ことになんとも言えない無力感を
感じていろんなことに対して
やる気を失っています。
外側から圧力がかかると人はやる気が
萎えてしまう生き物なのかも知れません。
そこでわたしの場合は、小さな楽しみを
見つけてそれを徹底的に謳歌しようと
しています。
それは週末に息子と「タピる」ことです。
なんのことはない。
家から３０分ほど離れた台湾の１畳カフェで
タピオカドリンクを買って飲む。
モチモチのブラックパール（黒糖タピオカ）
をむちゅむちゅと噛んで食べる！
これを楽しみにしていて、行くたびに
いろんな種類を試してみることに喜びを
感じて、味わい尽くすをやってみているのです。
そうすると気分がスッキリとして
また来週もがんばるかな〜って気分に
なれるのです。
おそらくこの生徒も親から色々干渉を
受けるので、すっかりやる気を失って
いるのではないかなと感じました。
本人と面談していないので確かなことは
まだ分からないのですが。
本人が外からの圧力とか（小言による）
ダメ出しとか（成績の悪さによる）
によって萎えている生き生きと
伸びようとする力をなんとか取り戻す
ために、この生徒さんのささやかな
楽しみとか喜びを見つけ出せたらなーと
考えています。
そして何よりも本人が何を一番望んでいるのか
ここを見つけられたらいいなと思っています。
世間はいよいよ緊急事態制限を外す
動きになっていてバーバラの勤務する学校も
２５日（月）からの再開に向けて
動き出しています。
２５日からスタートするともうかれこれ
３ヶ月近く休校だった状態から
スピード猛ダッシュで軌道に乗せるべく
張り切っています！
わたしも担当生徒さんたちの成長の糧とか
力になれるように全力で支援していきます！！
