思春期の頃は父が大嫌いでした。

 

 

子どもの前でも平気で兄が部屋に

残して行ったエロ本を見てました。

 

 

わたしと兄は5歳くらい離れてます。

 

 

わたしが小学1年生の時に兄が小6

でしたからそんなもんですね。

 

 

だからわたしが中2くらいの時に

大学生になって家を出たんですね。

 

 

わたしは思春期真っ盛りです。

ティーンエージャーです。

 

 

13歳くらいですからねえ〜・・・

(サーティーン=ティーン=

     ティーンエージャー)

 

 

その出て行った春休みくらいに

兄が使っていた勉強部屋を兄は手を

つけておらず、掃除もしてなかったので

 

 

父・母、わたしで片付けをし

わたしがその勉強部屋を使わせて

もらうことになったわけです。

 

 

兄はわたしたちに見られることが

恥ずかしくなかったんですかねぇ〜

 

 

エロ本が結構山積みされてました滝汗

 

 

そして、それを父が読んでたんです。

娘であるわたしの目の前で・・・

 

 

娘の前で見るのは恥ずかしいとか

そう言う父親の姿は娘に影響するんじゃ

ないかとか思わなかったのでしょうか?

 

 

年頃の少女は潔癖なところがありますから

わたしは鼻の下を伸ばしてエロ本を

見ている父を軽蔑しました。

 

 

それで、わたしは父とは

一切口を利きませんでした。

 

 

話しかけられても完全無視です。

 

 

よく怒らなかったと思います。

 

 

父親ですよ?

 

 

外で大変な思いをして働いて

家族を養ってくれている人ですよ?

 

 

人を無視するのって本当に人間として

最低のことだとどこかで

聞いたことがありますが...(^^;;

 

 

でも父は何も言いませんでした。

 

 

かなり態度も悪かったと思います。

 

 

父が

「当たり前のような顔をしやがって!」

とすごく怒ってたことがあります。

 

 

それでも、ものすごく失礼な

態度を取り続けていたと思います。

 

 

反抗期だからと言ってしまえば

それまでなのですが、わたしたちは

親として、自分の子どもたちが

親に対して無礼な態度を取ることは

一切を許しませんでしたので

 

 

わたしが親に対する態度は随分

酷いものだったと思うのです。

 

 

 

 

父は中卒で働き始め、最初は紙漉きの

仕事をしていたそうです。

 

 

父の父は頭の良い人だったけど

生活能力がなかったと言ってました。

 

 

なので、父は継母の実家に

世話になっていたそうです。

 

 

父の実の母は流行病で父が2歳の

時になくなってしまったそうです。

 

 

父が8歳のとき、父の父は再婚し

継母が来たとのことでした。

 

 

「『病気だったお母さんが戻って

来るんだよ』と言われて嬉しかった」

と父が言ってたのを覚えています。

 

 

最初は優しかった継母も自分の

子どもができ始めると、我が子には

卵やら栄養のある食べ物をあげたのに

父や父の兄にはあまり良いものを

くれなかったそうです。

 

 

父の父が稼がないので

継母は実家に帰って子どもたちを

育てていたらしいです。

 

 

でも、継母の実家ではひどくいじめられ

「タダでご飯を食べやがって」と

嫌がらせされていたそうです。

 

 

このイジメに耐えられず

父の兄は家を出て静岡の親戚に

丁稚奉公に出たのだと聞いています。

 

 

父は中学を卒業するまでその家にいて

中学を卒業して、紙屋さんで紙漉き

職人として働き、独立したようです。

 

 

でもこの継母はアル中で、父が働いた

お金を前借りして飲んでしまい、父が

給料をもらいに行ったら継母が前借りした

から給料がないと言う月があったそうです。

 

 

こんな最低な親だったら面倒見る

必要がないんじゃないかって思いますが

父はこの方がなくなるまでずっと面倒を

見てあげたそうです。

 

 

父は半分血の繋がった弟や妹のお世話も

とても良くしていました。

 

 

弟くんもアル中で、お嫁さんが呆れ

果てて別れて家を出てしまい、

天涯孤独となり、それでも呑んだくれて

借家でビールの空き缶の中に埋もれて

死んでいるのを父と父の兄が引き取り

 

 

葬式をあげた後に家のお墓に

お骨を入れてあげました。

 

 

父の妹も短命でしたが、闘病中

頻繁にお見舞いに行き慰め励まして

いたようです。

 

 

実の父親も母親も短命であったため

父が親代わりとなって、彼女が結婚

する時にも親の席に座ったみたいです。

 

 

 

 

先日4日は父の命日で、命日のお墓参りに

行くつもりでしたが、日程の調節がつかず

今日次男と一緒にお墓参りに行きました。

 

 

次男は父が一番お気に入りの孫でした。

 

 

次男は「おじいちゃん遊ぼ」と一緒に

遊んでもらったり、「おじいちゃん

お散歩行こ」と一緒にお散歩に行ったり

していました。

 

 

たまに父がわたしたちの家に来てくれて

父が次男と一緒に遊んで、帰る時に

なると、次男は大声で「帰っちゃ嫌だ!」と

泣きました。

 

 

そんなこともあったから可愛かったんでしょうね。

 

 

今日はお墓参りの後で実家に寄り

ひとしきりそんな昔話をしました。

 

 

父はきっと185cm越えのルックスの良い

今の彼の姿を見て、喜んでいると思います。

 

 

母と昔話をしながら、「お父さんが

思春期のわたしに『あたり前のような顔

しやがって!』と怒ってたことがあったけど

 

 

「わたしは『ふん、なんだこのくそじじい!』と

思ってたよ」と言って笑いましたが、本当に

失礼だったと思います。

 

 

今日は仏壇の前で母をそんな話をしながら

「お父さん、あの時は本当にごめんなさい」

と謝りました・・・ちゅー

 

 

いや〜〜〜っ・・・自分の子どもたちが

そんなことを言ったら間違いなく家から

追い出してました。

 

 

実際、長男が思春期の頃は態度が

悪い時には、よく家から出されて

ましたね・・・ガーンガーンガーン

 

 

ちょっとかわいそうでした滝汗

 

 

でも、最近は親に反抗すると言う

ようなガッツのある子どもがいない

ような気がしますが、気のせいですか?キョロキョロ

 

 

親に反抗するから自立心が育って

行くような気がします。

 

 

 

(↓初孫を抱いて嬉しそうな父)