(↑校長先生に叱られるバーバラの図)w

 

 

ビジネスインサイダーというネットニュースで

このような記事を見つけました。

 

 

バーバラはものすごく共感してしまいました。

 

 

実はバーバラは勤務校の1年生たちのために

アルファベットの書き方の課題を

このコロナ休講中に出したのですが

 

 

そのときにアルファベットの書き方の

解説動画をYoutubeにアップしたのです。

 

 

書き方がわからないと練習に差し支えると

思ったので、別に誰から頼まれた訳でも

ないのですが、少しでも生徒の助けになればと

撮影して、それを配信したのです。

 

 

ところがコロナ休講が終わって数週間が

過ぎたころ、校長先生に呼び出されまして・・・

 

 

「バーバラが撮った動画が「公開」になっている。」

 

 

「他の中学の保護者がなんでうちはこういう

動画を出さないんだと苦情のもとになる。」

 

 

「一般で公開する分には問題ないのだが

学校名が入ってしまったことには問題がある。」

 

 

(う〜〜〜ん・・・難しいぃ〜・・・)

 

 

と諌められまして、泣く泣く非公開にしたのです。

 

 

最初から「限定公開」にすれば良かったかも

知れないですが、他の学校の生徒さんたちの

助けになればという思いと、「限定公開」に

してしまうと、自分のアカウントから

見れなくなってしまうというところにも

「公開」にしてしまった理由です。

 

 

 

 

*** 記事内容はここから ***

 

 

教育現場でのICT化が遅れている日本。

新型コロナによる休校が続いていた3~5月、

私立の学校や学習塾では、オンラインを活用した

学習支援に取り組む先進例が次々に現れたが、

公立学校の動きは鈍かった。

 

 

文部科学省の発表では、公立の小中学校などで

「同時双方向型のオンライン指導を通じた家庭学習」

を実施したのはわずか5%(4月16日現在)。

 

 

もちろん、そんな中でも新しい取り組みを始めた

公立学校の教員たちもいた。オンラインで子どもたち

をつなぐ「オンライン朝の会」に取り組む学校が現れ、

「うちの学校でも挑戦したい」と考えた先生たちもいた。

 

 

しかし、実際にオンライン朝の会を実施できた例は少ない。

 

 

「他の学校がやっていないのに、うちだけやっていいのか——」。

 

 

率先して新たな取り組みを行おうとした教員たち

を阻んだのは、教育現場を覆っている、そんな「横並び」意識だ。

 

 

 

文科省に「忖度」する教育委員会

 

関東の公立校に勤める40代の男性教諭・中嶋さん(仮名)は、

オンラインでの朝の会を企画したものの、

思わぬ壁にぶち当たることになる。

 

 

新型コロナによる休校が始まってから、

中嶋さんらは学校にある備品を確認。

ウェブカメラでオンライン会議ツール「Zoom」をつなぎ、

子どもたちの顔が見られる朝の会を実現できる

ことが分かり、準備を進めた。

 

 

職員同士で何度も練習。すでに校長の許可は取っていたが、

ようやく実施という時に、教育委員会にも説明をした。

 

 

ところがここで、意外な反応が返ってくる。

 

 

「教育委員会に相談すると、

『一校だけ先行するのはよくない』と言われました。

文部科学省の方針を気にしてのことだと思います」

 

文科省では、「GIGAスクール構想」に基づき、

1人1台のパソコン整備などICT化を推し進めている。

 

「パソコン配備が完了する前の段階で、

各校が独自に行動することで、教育委員会としては

『文科省の方針から外れるのではないか』

と心配しているのだと思います。

 

 

この時期は、別の学校の教員仲間とよく

情報交換していたのですが、校長や学年主任

からストップさせられる学校も多かったのが実情です」

 

 

別の学校の教員仲間には、オンライン朝の会を

企画していたものの、ある日突然、学校では

Zoomに接続できなくなっていたという。

 

 

学校側が、Zoomを接続できない設定に

変更した可能性が考えられるという。

 

 

 

「なんでうちの学校はやらないの」

 

教育委員会からの許可を得られなかったものの、

中嶋さんの学校では、独自判断でオンライン朝の会を実施。

 

 

参加した子供や保護者からは好評を得たものの、

また別の問題も持ち上がった。

 

 

「同じ市内の学校の保護者から、

『あそこの学校はオンラインで朝の会を

やっているのに、なんでうちの学校はやらないのか』

という問い合わせの電話が、市の教育委員会にあったようです。

 


教育委員会からうちの校長に連絡が来たことで、

学校独自で実施したオンライン朝の会は、

続けることが難しくなってしまいました」

 

 

保護者の声を意識しすぎる教育現場のあり方も、現場の教師を委縮させているという。

「電話した保護者の方は、オンライン朝の会を止めさせようとしたわけではないかもしれません。

ただ、結果的には、うちの学校でも朝の会はできなくなりました。

保護者や地域の方は、学校独自のやり方を認め、応援してほしい」

「夢を語れない」先生たち

中嶋さんの学校では、5月中旬から登校が再開されたが、

今後予測される第二波への対応を進めなくてはいけない。

 

 

ただ中嶋さんは、新しい取り組みが全く

受け入れられない閉塞感を感じているという。

 

 

「これから運動会や課外活動もありますが、

『こんな形なら実施できる』とアイデアを思いついても、

きっと受け入れられないと思います。



金太郎アメのような、画一的な対応しかできないんです。

 


『自分がやりたい』というのが、一番のエネルギーだと

思うのですが、先生たちは今、夢を語れません。

 

 

先生たちが何かしたいと言っても、

永遠につぶされ続けてしまいます

 

 

 

↑↑↑この気持ちとても良く分かります。

 

 

わたしが勤務する自治体ではCATVによる

教科のテレビ放送がありました。

 

 

休講中の授業が少しでも生徒の役に立てば

の善意で撮影と放映されたものが

ものすごい批判の標的になってしまった

ようです。

 

 

このような理由で、放映の担当になった

教育委員会の先生はこの一連の事件に

すっかり憔悴仕切ってしまったとのことです。

 

 

「とにかく横並び」の教育現場

 

神奈川県内の公立中学校に勤める40代の女性教諭・

柴田さん(仮名)も、休校期間中に提案し続けていた

オンラインを活用した学習支援は、結局、許可されなかった。

 

 

「コロナの対応を通じて、学校という組織は

日本社会の縮図だと感じました。とにかく横並び

であることを重視し、ちょっとでもはみ出すと

不寛容になり、挑戦はさせてもらえません」

 

 

柴田さんがオンラインでの朝の会や学習支援を訴えても、

校長からは実施できない理由ばかりを指摘された。

 

「『すべての家庭でネット環境が整っていない中では、

不平等だからOKできない』と言われました。

 


教育委員会からは、

『オンラインで生徒の顔を映すのはどうなのか』、

『Zoomのセキュリティーはどうなのか』と言われました。



リスクを挙げるだけなら、いくらでもできます。

子どもたちのニーズではなく、上の顔色ばかり見ていると感じました」

 
 
みんなと同じでなければならない!!!
 
 
「平等でなければならない」という
日本の横並び意識が強すぎると感じます。
 
 
少しでも他と違うことをしようとすると
すぐに叩かれてしまう体質が全く抜けてません。
 
 
【出る杭は打たれる!】
 
 
教育界は閉塞感があります。
 
 
ICTを活用することで不登校の生徒や
今回のコロナ休校のような非常事態が
発生しても、教育の機会が得られるようにと
動き出している教師たちがいたとしても
 
 
「他の人(組織)にどう思われるか?」と
意識が肝心の生徒たちでなく、他の方向を
向いている今の状況はまったく進歩の波に
逆らっていると言えます。
 
 
「改革」を望むなら同じ意識のもの同士が
つながり団結し、原動力となって変わらない
体質に風穴を開けていくことが重要ですよね!
 
(↑ビジネスインサイダー記事からの抜粋)