今日はわたしの通級クラスに
来ているHくんが


お掃除の時間にバランスボールを
蹴って、それが蛍光灯に当たり
壊してしまいました。


もちろんワザとではないし、
事故だから、壊してしまったことは
仕方のないことです。
 
 
でも、しでかしてしまったこと
器物破損に対して、謝罪をするのが
世の常で、それはきちんとできるように
学校でも教えておきたいことです。
 
 
「ごめんなさい」
 
 
とてもシンプルなことなんですが、
Hくんにとってはとても難しいこと
なんですね…
 
 
学校中を逃げ回り、学年中のスタッフ
が探したにも関わらず、いつの間にか
学校を抜け出して、家に帰ってしまいました。
 
 
こう言う場合、彼は感情の処理が
上手くできず、家でも荒れて暴れ
家のものに当たり散らして
壊してしまうようです。
 
 
理性でいけないと分かって我慢すると
行動は意思とは裏腹に動いてしまう
らしく、頭と心と身体がバラバラ
だから、歪みができて暴れてしまう
のだそうです。
 
 
本人が一番辛い状態ですよね。 
 
 
これはADHDの特性を理解して
支援したら、上手く行くレベルで
ない気がしています。
 
 
つまり、しつけやカウンセリングで
矯正できる範疇の障害ではない気が
するのです。
 
 
自分の意志で身体をコントロール
できない障害だとすると、生理学的
アプローチも考えてあげないと
本人も家族も辛い環境から抜けられない
と思うのです。
 
 
↓↓↓Hくんが生けてくれた紫陽花の生花