長い時間、大変ご無沙汰しております。

 

 

バーバラは今、中学校で
通級指導をしておりまして


主に学習障害のある生徒や
多動やアスペルガーなどの
障害を持つ生徒のお世話をしています。


こういう発達障害を持つ生徒の
特性を理解していても


どのように接したらいいのか


どのように彼らの生きにくさを
解消できるようお手伝いしたらいいのか


分からないことが多すぎること
また、なかなかうまく彼らを
支援するということができずに
腐っている状態が続いていました。



さて、今日はわたしの日頃の
仕事とはすこしかけ離れている
かもしれないのですが


先日、1月16、17日に行われた
全国共通テストについて
思うところを語りたいと思います。


まず・・・


「何あれ~~~っ???!!!」


難しすぎですね!!!


高校2年生の息子が言うには
「数学の先生が怒っていた」


昨日も
「社会の先生が怒っていたよ」


だとのことです。。。


いやいや・・・


英語の先生(わたし)も怒ってるわ!

 

 




なぜにこんなにも怒るのか?


あのさ、高校生にその教科の専門家
を見いだそうとしてるんですか?


どう考えても高校3年間で学んだことを
確かめるテストぢゃないですよね?


いくら読解力や考える力が必要に
なる時代だからと言って
大学に入って専門的知識を
これから学ぼうとする人たちに


あそこまでの専門性や思考力を
問うテストを出す必要があるんですか?


ああいう問題に答えられるような
高校生なら、もう大学なんか行く必要
ないんじゃないですか?


ホント意味が分かりません。


あんなに難しい問題が解けないと
大学に入れないというなら


たぶん、大学なんてもう
入らなくていいや~~~って
大学離れが起きますよね。



だって、これからの時代
考える力が問われる時代に
なるんですよね?


でも今向かっている教育体制は
どんどん思考力が奪われる方向
に向かっていませんか?


自分で考えたくても
自分で選びたくても
それが許されない教育課程。


だって、パソコンになんて
興味がなくても小学生のころから
プログラミングの授業が組み込まれます。


日本語がロクに話せなくても
英語の授業が小学4年生から必修です。


漢字が覚えられないのに
英語の単語を中学3年間で
2,500語も覚えるようにと
文科省が決めました。


自分が好むと好まざるとに
関わらず


「これやれ」「あれやれ」


全部お上が決めるんです。


こんなことで自分で考える力
育ちます?

 

 




現場にいる教師たちにも


「これをやらせろ」
「あれもやらせろ」


昔からある教育課程から不必要な
ものは一つも削らずに付け加え


残業やらないで早く帰れ!


学校に遅くまで煌々と明かりが
ついていると、税金を無駄遣いして
いると庶民から文句が入る!


はぁ???


定時で帰って欲しいなら
部活動はもうやめよっか。


外部のクラブチームに放課後活動は
お任せするようにする・・・


とか代替案を出して!!!w


学校で教える科目をもっと厳選し
午前中で授業は終わりにして


社会に出て働くととか
野外活動や遊びを奨励するとか


学校以外のところで活動できる
ようにしていかないと


学校教育は近い将来崩壊すると
思うんですよね。


「教育改革」を謳いながら
ただ入試の問題を難しくして
どうするよ???


現場にいてひしひし感じるのは
ますます生徒が勉強への意欲を
失っているというところです。


興味のないことを
まる一日ずーーーっと
机に座ってスリープ状態に
入ったパソコンのように
生気なくただ時間だけをやりすごす。。。


まったく授業内容が頭の中に
入っていない。


聞いているフリだけするという
芸当だけを身につけ


自分では何もできないという
人を只今絶賛量産中・・・


実際、高校2年生の息子の友人は

 

 

「俺は大学は行かない」と宣言し


「動画編集のスキルを身につけて
フリーターで稼ぐ!」と


自分がやりたいことをさっさと
見つけて、高校2年生にして
仕事をしまくっているのです。

 

 




投資のスキルを身につけて
稼いでいるという中学生もいます。

 

 




ブログを書いて集客し
広告収入で20万を稼ぐ
中学生もいると聞きます。


このブログでも以前ご紹介
しましたが


学校になじめず自分が好きな
カフェを開きバリスタになった
という中学生もいます。

 

 




今は風の時代。


軽やかに自分が本当にやりたい
ことを見つけてチャレンジして
行く時代です。


考える力をつけさせるために
試験問題を難しくする・・・


まったく流行りません。


「あれやれ」「これやれ」
と子どもたちから
考えるチャンスを奪い、


本当に学びたいと思うことを
学べる環境を整えるのでなく
「これもあれもやれ」と


彼らの選ぶ自由や

自分のために
考える力を奪えば奪うほど
彼らの生まれ持った才能や

力を奪っています。


自分は馬鹿だとか

勉強のできないダメな奴だ

という自己否定観だけが

大きくなっていきます。


もうそろそろあれこれ
指図して人を動かそうとする
体制や体質を手放しませんか?


5教科9科目だけで
人の頭脳や価値を決める
仕組み自体がおかしい

とは思いませんか?


魚に木登りをさせるくらい
不自然でおかしなことを
人々に強要しているのが
今の学校教育なんです。

 

 




自分の魂が求める声を聴いて
直観で動いて自分の生まれてきた
目的を果たしていけるような
環境づくりをするのが


わたしたち大人の役割だと
思うのです。