万里の長城 独り占め
万里の長城といっても幾つもの場所があり、その中で、眺めがきれいで混み合わないという金山嶺長城へ行きました。
北京市内から車で高速を使い約2時間半のところで、この時期オフシーズン。
車は登り口に一番近い駐車場まで入ることが出来ました。
着いたのは10時半頃。
観光客はポツリ、ポツリ、、、、、そしてまたポツり、、、 といった感じ。
駐車場で、「ここを真っ直ぐ行けば入り口だよ」 と英語も日本語も話せない
中国人のおじさんが、自身のアイフォンを取り出し翻訳アプリを通し教えて下さいました。
翻訳アプリは素晴らしく、アイフォンに話しかけると、正確に互いの喋った言葉を文字として
言葉として翻訳し伝えてくれ、思わず 「おじさん!すっご~~~い!!!」 とほとばしる
「ここからどのくらいかかりますか?」 → 「2~3時間かな」
「ご飯を食べるところはありますか?」 → 「この先にホテルとレストランはあるけど閉まってる」
こんな寂しげな山の中でどうなることだろう~と思いながらも、よしっ!頑張ろう!と足を進めていくと、
閉まってるけど人の気配があるレストランが有り、 「ご飯が食べたいんですが」 と。
そう伝えると、どうぞ~と中へ招いて下さりメニューを持ってきて食べさせて下さいました。
エネルギーを蓄えたので、元気を出して! いざ出発~~~ ハイキング~~~
ロープウィがあり通常は動いてるそうでしたが、なんといってもオフシーズン、動いていませんでした。
ゆる~~~い坂道を歩いていくと、長城の入り口があり、その階段を登って行くと素晴らしい景色が広がって、
それまでの不安は一瞬にしてなくなり、うわぁ~〜〜~~~っ!と、閉じていた心が大開放。
ここに着く頃には身体も温まっていて、寒さはほとんど感じず、
ただただ雄大な景色と人間の営為や中国の歴史に感動せずにはいられないというか。
しかも、人影が、あっちを見ても、こっちも見ても、ない。
独占していいの??? この景色!!!!!
(その後長く歩いてると、ポツリ ポツリと出逢いましたが)
気温はこの日マイナス何度だったか覚えていませんが、風もなくお天気が良い日で、ハイキングにはもってこい。
身体は温まる一方で、一枚脱ぎ、また一枚脱ぎと、最後は長袖のTシャツ一枚になっていました。
足もとは氷で滑ったりするところはなく歩きやすく、
戻るのを忘れ何処までも歩いて行きたくなってしまうような。
・・・ いやいやいや、何処かで引き返さなきゃね。
駐車場に戻ったのは、駐車場を出て4時間後、あっという間でした。
春は花々が咲き、秋は紅葉が美しそうでした。
所々にある望楼にはトイレや売店 (開いてる)地図もありました。
ゲート付近には新築のホテル (開いてました)、憩いの場、トイレ(掃除が行き届いてます) などがありました。
ハイキングが好きな方には、この時期ここに行くのはオススメかも
お天気次ではありますが。