『美容の施術は、今まで通り、すべて新妻先生にお願いしたいので、新幹線でやってきました。
鼻のヒアルロン酸注入の結果にとても満足いたしました。
ブログやSNSで前後の写真を公開していただいて、同じような方の参考になれば幸いです。』
上記のメッセージとともに、先日関西から共立美容外科新宿院に来てくださった患者さんから、ヒアルロン酸(クレヴィエル・コントア)注入の前と注入直後のお写真をいただきました。
左が注入前で、右が注入直後です。↓
目と目の間の鼻根から鼻先にかけて、クレヴィエル0.4CCを使用しています。
無理なく鼻筋が通って、すっきりした綺麗な形になっていると思います。患者さんに注入途中で鏡を見ていただいて、仕上がりイメージを確認していただいております。
元々綺麗な方ですが、さらに美しさが増しました。
鼻は高すぎたり低すぎたりと、悪目立ちしてはいけませんが、すっと顔立ちに溶け込みながら、単体でもなめらかで美しいフォルムである必要があります。
注入点は鼻先の一点からです。マイクロカニューレという先のとがっていない鈍針を使って丁寧に注入しています。
下から見上げた写真です。↓鼻先に小さな穴があります。
鼻先も変化していることがお分かりかと存じます。
遠く関西から僕の施術を受けに来てくださっただけでもむちゃくちゃ嬉しいのに、注入前後のお写真をくださったことまで感謝のしようがありません。本当にありがとうございます!
僕がお仕事をする上で最も大切にしていることが患者さんとの信頼関係です。
勤務するクリニックが変わっても、住む場所が変わっても、年月が経過しても(もう美容外科20年やってます。)、長く通ってくださる患者さん(一番長い患者さんが約20年選手ですね!)がいるかぎり、それをエネルギーにして、これからも腕を磨いて、一日たったら一日たっただけ進化して、最も患者さんの望む美しい形を提供するお仕事を続けられます。
さて、鼻のヒアルロン酸注入の主な注意点は、針穴の赤み(数日)、腫れや内出血(数日)、注入後の圧迫感や痛み(数日)です。
ご料金は、クレヴィエルコントアの場合75600円です。
その他、麻酔代金やマイクロカニューレ代金も別途必要です。
クレヴィエルはヒアルロン酸の種類の一つで、ゆっくり吸収されます。
今回入れた、深い層の場合にはこちらの予想を超えてほとんど減らないこともあります。
6~8か月経過すると、入れた時よりも減ったと感じることが多いです、とお伝えしております。
大変稀なことではありますが、鼻先の皮膚の壊死や失明もありうる処置です。
経験豊富な医師に、丁寧に注入していただくことをおすすします。
注入すること自体は、プロテーゼ手術と同様、とても簡単です。
しかし綺麗な形を作ること、安全に注入することは、ひょっとするとプロテーゼ手術よりも難しいかもしれませんね。常に真剣勝負です。
はじめて、僕が鼻にヒアルロン酸注入を行ったのが。約20年前です。
当時は、パーレーンという製品を使っておりました。
硬めですが、クレヴィエルのようなソリッドな形は出来なかったです。
しかし、注射だけで鼻を高くできるというのは、患者さんともども僕も大いに感動いたしました!
だいぶ年月が過ぎて、レディエッセが発売された時も驚きでしたね。
しっかりした硬さのある鼻ができましたし、ほとんど減らないので長期に安定していますが、ヒアルロン酸ではないので、形が気に入らない場合、元に戻せないという大きなプレッシャーのなかで注入しておりました。
そして、クレヴィエルが登場して救われた気持ちになりましたね。
しっかりした硬さのある鼻が出来て、なおかつ溶かせる!素晴らしいと思います。
マイクロカニューレという道具の登場で、針穴や内出血も最小限に抑えられるようになりました。
くっきりした形ではなく、より柔らかいフォルムの鼻の形の仕上がりを求めておられて、長持ちする方が良いという患者さんには、ボリューマという長期持続型のヒアルロン酸をおススメしております。
元々、形成外科の専門医ですし、プロテーゼはL型しか昔は無かったですから、たくさん入れました。
しだいにI型プロテーゼ+耳の軟骨(もしくは鼻中隔軟骨や肋軟骨)移植をするようになりましたが、手術を希望する患者さんが激減したこともあって、最近では鼻のヒアルロン酸注入には、全身全霊、入魂の態勢でのぞんでいます。
あっ、またプロテーゼ手術したい患者さんを減らしているような気がします(汗)が、患者さんが満足していただければ、まいっかと思います。
ちなみにプロテーゼ手術は、右鼻の穴の中にだけ小さく切開して行います。
怖さが大丈夫な人は、僕は局所麻酔といって鼻の部分麻酔で出来ます。
仕上がりをご自身でも確認できるので、それがいいという方もおられますよ~。