おまえの罪を自白しろ(2023年) | 勝手に映画紹介!?

おまえの罪を自白しろ(2023年)

おまえの罪を自白しろ

 

オイラには珍しく連続でアマプラ利用中…近々ネトフリへ再加入予定なので、そうするとそっち優先になっちゃうかなと思って、今のうちに。そして、連ちゃんで新し目の邦画であり、連ちゃんでジャニタレ主演作をチョイスしてしまった。いや、まぁ、いいか…無料だし。そんなわけでアマプラの見放題に追加された「おまえの罪を自白しろ」を鑑賞…昨年の10月に劇場公開、映画館でバンバン予告が流れていたのは覚えている。なんだかんだで真保裕一の小説が原作…最近はあまり真保作品を読んでないけど、初期の作品で偽札づくりの「奪取」とか面白かったな。

 

荒川に建設予定の上荒川大橋を巡る汚職で国会は紛糾…宇田清治郎内閣副大臣が矢面に立たされていた。そんな時、就職した会社が潰れ、政治家秘書になったばかりの清治郎の次男・晄司のもとに…市会議員・緒形恒之と結婚した妹・麻由美から電話が!なんと清治郎の孫、晄司の姪にあたる柚葉が誘拐されたという。清治郎はさっそく身代金の要求に備えるなど対策を始めるが…犯人からの要求は“明日の夕方5時までに記者会見を開き、お前の罪を自白しろ”というものだった。清治郎は正解の秘密や保身と、孫娘の命を天秤にかけることになり…。

 

昨日見た「法廷遊戯」も、他の若手役者に比べると…主役のジャニっぽいあんちゃんが、無駄に辛気臭い演技してて、かなり浮いていた印象だけど、こちらの主人公は、やたら眉間にシワを寄せ、終始力みっぱなし、大声を張り上げる演技ばかりで…見てるだけで暑苦しい。まだ、昨日の辛気臭いあんちゃんの方が耐えられた。こっちは…脇を固めてるのが、ベテラン、演技派、曲者揃いなので、余計に主人公を演じたあんちゃんの拙さが目立つ。そこお前が喋らなくてもいいだろうなシーンも多く、出しゃばり、目立ちたがりな役作り、ジャニ忖度演出がウザすぎ。

 

つーか、就職した会社がつぶれて、政治家の親父の秘書として拾ってもらった分際で、何を偉そうなことを喋ってるんだと…役者の演技と相まって、キャラクター自体を否定したくなったよ。とにかくむかつく。どうせなら、秘書という立場を利用し、外遊先で豪遊したり、首相官邸にお友達呼んでバカ騒ぎした…“現役総理の息子”の話でも映像化して、演じさせた方が、よっぽど似合うんじゃないかって思ったよ(笑)“お前の罪を自白しろ”…この言葉自体は、裏金問題などに関与している自民党議員全員に投げかけたいと思った、タイムリーな話題ではあったかな?

 

しかしながら政界内幕と誘拐サスペンスの同時進行が成功していたとは到底思えず、空回り気味…売りのはずの“タイムリミット型サスペンス”もまったく緊張感がなく、似たような脅迫を2回繰り返したりするので、余計に白けてしまった…かえって時間なんか区切らなかった方がよかったかも。最後の犯人への反撃も映像で見ると雑すぎ。警察間抜けだし、やっぱり主人公が出しゃばってくるし…。警察が、ツッコミどころもある大掛かりな捜査をする展開は「64-ロクヨン-」にも似てるなと思ったら、脚本家が同じ人だったな(「64」は監督と共同脚本だったけど)。

 

真犯人については…キャスティングでほぼほぼバレている。本来ならもっとメインの役どころでも良かったはず、演技に定評のある“あの役者”が、あんな地味な役で終わるはずない…ってくらい、チョイ役だったので、絶対に…後半でクローズアップされるだろうと思っていたら、案の定だった。エンディングで急にB’zが流れてくるのもどうなのよって感じだけど…ジャニが自分で唄ってないだけマシか?腹に一物を抱えた胡散臭い政治家連中、無骨な警察関係者などを演じたオジサン俳優なんかを見ているのはそれなりに楽しかったんだけどな…全体的に微妙だ。

 

 

監督:水田伸生

出演:中島健人 堤真一 池田エライザ 山崎育三郎 中島歩 平泉成 尾野真千子 金田明夫 角野卓造

 

 

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おまえの罪を自白しろ






 

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